2011年2月17日木曜日

【2.16慶祝 - 2】同志愛の歌

「朝鮮労働党万歳!」開設以来、ずっと訳したいと思いつつも、なかなか踏み切れなかった曲があります。「同志愛の歌」です。ずっとやらずにいたのは、私の朝鮮語能力では訳が難しかったというのもありますが、それ以上の理由があります。

ご存じの方も多いかとは思いますが、この歌はただの歌ではありません。あまたある朝鮮音楽の名曲のなかで、金正日同志が「一番好きな歌」だと公言なさっている歌なのです。なので、軽々しく取り上げるわけにはいかないという心理的なハードルがありました。

しかし、このたび、開設5年目の2.16記念特集という節目なので、意を決してやってみました。
同志愛の歌 歌詞日本語訳

行く道は 険しくとも
試練の峠を越えん
炎の嵐は 吹き荒ぶとも
生死をともにせん
千金をもってしても かえがたき
同志の限りない愛
固き誓いは 変わることなく
同じ星を 仰ぎ見んかな

石の上に 咲く花は
その真心によって育まれ
死んでも生きつづける命は
その愛がくれたもの
雨が降ろうと 雪が降ろうと
行かねばならぬ 革命の道
固き誓いは 変わることなく
同じ星を 仰ぎ見んかな

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2006/10/11 「同志愛の歌」を紹介(旧ブログ
2011/02/17 本記事を公開
2015/04/27 全面改修中(解説部分を一時削除)

5 件のコメント :

  1. 通りすがりの者です。
    素晴らしい訳です。(手前味噌ですがハングル検定1級です。)

    한별을 우러러보내
    この詩には大きな意味があります。
    おっしゃる通り「한별」は首領を意味していますが、革命初期、青年先駆者たちは彼を本名ではなく「한별동지(一番星同志)」と呼びました。
    これは彼の「あだ名」でした。(シャアアズナブルの「赤い彗星」的な)
    ”朝鮮の曇空に輝く希望のひとつ星”に例え、青年達は彼をこう呼びました。また、抗日活動、レットパージの激しかった当時、こうした俗称は本名や正体を隠す防衛術だったのかも知れません。

    한별はなぜ首領を意味するのか?
    上記のように、同志とは切り離せないこうした逸話もあるのです。(回顧録「世紀と共に」に詳しい記述があります。)

    後に彼は同志達が付けてくれたこの名を、「ひとつのほし」→「一星」→「日成」として自身の姓名にしました。

    本当に深い一曲です。

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  2. >Tedoksan様

    コメントありがとうございます。

    目からウロコです。そんな背景があったとは!

    さっそく手もとにある『世紀とともに』(雄山閣版)をひもといてみたところ、第2巻の81ページにその記述を見つけることができました。

    また、「同志愛の歌」は映画「朝鮮の星」の主題歌ですが、その映画でも金日成をモデルとした主人公の名が「ハンビョル同志」だったのですね。いま調べて知りました。
    それを踏まえると、上のYoutube動画についている "Han Byol, our lodestar" という英訳も納得がいきます。

    『世紀とともに』も読まず「朝鮮の星」も見ず偉そうなことを言っていた自分の不勉強に恥じ入るばかりです。
    「同志愛の歌」については改めて取り上げたいと思います。

    教えていただいたことに感謝申し上げます。

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  3. 『世紀とともに』も読まず「朝鮮の星」も見ず偉そうなことを言っていた自分の不勉強に恥じ入るばかりです。
    >とんでもない!
    ほんとうに素晴らしい訳だと思います。
    訳詞は、原文に忠実であることももちろん必要ですが、"伝えたい"というパッションも同じ位大事だと思います。
    その点で実に頭が下がる熱意を感じます。

    半年位前、ネットサーフィンで偶然たどり着いた貴サイトですが、いつも楽しく、興味深く拝見しています。
    私も朝鮮歌謡大好きなので。

    「同志愛の歌」は深い思い入れのある曲なので、ついしゃしゃり出ました。

    マイペースに、長く続けてくださることを願っています。
    今度機会があれば、vchangunさんがどうして朝鮮音楽とめぐり合い、どう魅かれたのか、そんなお話も聞けたら嬉しいです。

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  4. 追伸:
    後に彼は同志達が付けてくれたこの名を、「ひとつのほし」→「一星」→「日成」として自身の姓名にしました。

    >↑の補足です。
    「一星(朝鮮読みで"イルソン")」 → 「日成(こちらも朝鮮読みで"イルソン")」
    彼の政治家、国家首班としての姓名の由来がここにあります。
    すみません、老婆心で…

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  5. >今度機会があれば、vchangunさんがどうして朝鮮音楽とめぐり合い、どう魅かれたのか、そんなお話も聞けたら嬉しいです。

    はい、機会があればそういうことも書こうと思います。

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