2011年6月9日木曜日

生とは何か

映画「民族と運命」の挿入歌「生とは何か」です。この歌にはこれまであまり注目していなかったのですが、実はチュチェ思想の人生観をストレートに表現した、なかなか味のある歌だということが分かったので、訳してみました。
生とは何か 歌詞日本語訳

生とは何か 誰かが問えば
私は答えるだろう
最期の瞬間に振り返るとき
笑って追憶する日々のことだと

小川の水が集まって大河を成すように
日々が集まって生を成すだろう
その生が短くとも誰が咎めようか
永生は時間と無縁なのだから

生とは何か 誰かが問えば
私は答えるだろう
歳月が過ぎても忘れられない
祖国に捧げたあの時だと

静かな朝に露が消えるように
人生を終えるとしても
母なる祖国は忘れない
君の名と 歩んできた道を

「永生」とは「永遠なる生命」、すなわち「社会的政治的生命」のことを指しているのでしょう。チュチェ思想においては「両親が与えてくれる肉体的生命には限りがあるが、首領が与えてくれる社会的政治的生命は不滅である。肉体的生命は社会的政治的生命を輝かすために存在するものである」と捉えられています。





 
(^q^)