2011年9月8日木曜日

レインボー通商(高知)を訪問しました!

重要:本記事の掲載後、レインボー通商は高知県内の別の場所へ移転しました。詳しくは同社ホームページをご確認ください。

レインボー通商が神保町から完全に撤退したのは、記憶が正しければ2009年の夏前だったでしょうか。あれから2年が経ちますが、高知の新店舗についての情報は、いまだネット上ではほとんど見かけません。なので、高知ではどんな感じでやっているのか、そして宮川さんはお元気なのか、常々気になっておりました。

それが先日、ついに念願の高知を訪れる機会がやってきました。友人と旅行で四国4県をまわり、その最後を高知で締めるプランを組んだのです。

いよいよ当日。昼前にJR高知駅に降り立ちました。レインボー通商の位置は、この地図に示したとおりです。↓


より大きな地図で レインボー通商 を表示

高知駅から1kmほど、はりまや橋のすぐ近くです。最初は勝手がわからなかったので高知駅から路面電車ではりまや橋まで行きましたが、あとで歩いてみたら容易に歩ける距離でした。

路面電車を降りて、いよいよ現地へ向かいます。お店は郵便局(高知南はりまや町局)のすぐ隣なので、それを目印にしながら地図を見ていたら、難なくたどり着くことが出来ました。



店構えはこんな感じです。写真をクリックして拡大していただければわかりますが、扉に「レインボー通商」と書いた表札が貼ってあります。しかし、それ以外にここがレインボー通商であることを示すものはありません。実はこの写真はお店を出たたあとに撮影したので、カーテンが開いていますが、来たときは完全に閉まっていました(商品を日焼けから守るにはそうせざるを得ないのでしょう)。カーテンに遮られて中の様子がわからず、勝手に入って良いのか自信がなかったので、とりあえずノックしてみました。すると、中から人の声が聞こえたような気がしたので、恐る恐る引き戸を開けました。



そこは紛れもなく、夢にまでみたレインボー通商でした。手前に本棚がいくつかあり、そこに入りきらない商品が段ボール箱で無造作に積まれています。広さは神保町時代の3分の1ほどでしょうか。

店に入ったとき宮川社長は電話の最中でしたが、やがて電話が終わると立ち上がり、われわれを歓迎してくださいました。



宮川さんいわく、高知には研究者も愛好家もいなくて、お客さんは県外から来る人ばかりだという。前日にも名古屋から1人来たのだとか。

話もほどほどに、商品の物色に取りかかる。旅行中とあって荷物は増やしたくなかったし、懐にもそんなに余裕がなかったので、せいぜいCDを1枚ぐらい買って出てくるつもりでいました。しかし、レインボー通商の魔力に抗うことはできませんでした。



結局、この日に買った商品はこの4つ。

  • 金正日選集第13巻(2100円) - 荷物は増やしたくないと言いつつ、こんな分厚い本を買ってしまいました。しかも金正日選集なら白山の某書店でも買えるし…。でも、「民族音楽を現代的美感にあわせて発展させるために」をはじめとしておもしろそうな論文が目白押しだったので、思わず購入。

  • 革命歌謡集(800円) - CDを漁っていたところ、朝鮮音楽好きだと見抜かれたようで、宮川さんからこの本を渡された。新しく入荷した商品だという。解放前の革命歌謡を83曲掲載しており、貴重な資料だ。

  • 普天堡電子楽団第167集 牡丹峰音楽5(2900円) - 「間三峰に響いたアリラン」に惹かれて購入。

  • 朝鮮民歌(1000円) - 中国のCD。「花売る乙女」「看護員の歌」などお馴染みの朝鮮歌謡15曲が中国語で収録されている。中国のCDといえば、ネットでmp3を拾ってきて寄せ集めたようなやつばかりなのかと思っていたら、このCDはすべて独自音源のようだ。歌唱も伴奏も真面目に作られている。これで1000円はかなり安い。こういった思わぬ商品に出会えるのも、白山にはないレインボー通商の良さだ。


以上、レインボー通商訪問の報告でした。正直、四国に住んでいない限り気軽には行けませんが、それでもレインボー通商にはレインボー通商にしかない魅力があると思いますので、みなさんもぜひ訪問してください。
 
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