2011年12月31日土曜日

金正日同志は永遠にわれわれとともにいらっしゃる

2011年12月17日、金正日総書記が逝去した。



あまりにも突然のことだった。訃報の直後はどうしても実感が湧かず、ただ呆然とするだけでした。そんなとき、公式に報じられていた彼の最後の現地指導が「光復地区スーパーマーケット」、そして「ハナ音楽情報センター」であったことを知り、急に目頭が熱くなるのを覚えた。

金正日総書記の芸術好きは日本でも知られている。しかし、その文脈で言及されるのは、たいてい、映画や演劇のことばかりだ。たしかに、彼が映画や演劇を愛好し、自らも多数の作品の制作を指揮した。それでも、彼はやはり音楽の人なのであったと思う。なにせ、彼は「私の初恋は音楽でした」とまで言っている。さらに、12月22日の『労働新聞』は1面に社説を載せて彼の政治的な業績を振り返ったが、そのなかでわざわざ音楽への貢献に言及している。



国家の政策を遂行する手段として“音楽”にかくも枢要な地位を与えた指導者は、金正日総書記を措いていないだろう。彼の「音楽政治」に、私はひたすら魅了され続けてきた。今後も精一杯、このブログを通じて朝鮮音楽の魅力を伝えていく活動を続けていきたい思う。音楽を愛した故人への私なりの追悼のつもりで。



2011年は『世界軍歌全集』でご紹介いただいたりもして(この件については近いうちに詳しく書きます。遅くなってすみません)、「朝鮮労働党万歳!」にとって充実した年になりました。これもひとえに、朝鮮音楽愛好家のみなさまのおかげです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

共和国のみならず、みなさまにとっても2012年が大門を開く年でありますように!
 
(^q^)