祝福の歌
축복의 노래 | ||
不朽の古典的名作 | ||
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「안녕을 축복합니다」はそのまま日本語に置き換えれば「安寧を祝福します」ですが、「安寧」も「祝福」も日本語と朝鮮語とでは微妙に意味が違うので、ここは日本語の手紙らしく「ご健勝を お祈り申し上げます」としてみました。そもそも歌詞の元ネタが手紙なので(後述)。
■解説
歌詞は、金正日総書記が朝鮮戦争中の1952年、前線にいる父・金日成主席へ送った手紙がもとになっています。以下、『金正日略伝』から引用します。
1952年8月中旬、正日少年は最高司令部の父のもとを離れて学習に打ち込んだ。そしてこの日々にも険しい前線への道を歩んでいる父の無事を念じてやまなかった。アメリカ帝国主義侵略軍の猛爆のニュースを聞くたびに、日夜前線と後方を駆けめぐる父の安否を気づかった。なお、この「祝福の歌」に先立ち、金正日総書記は「祖国のふところ」を作っています。
正日少年は父に手紙を書いた。
「なつかしいお父さんへ。 お父さん、その後お変わりありませんか? 苛烈な祖国解放戦争でヤンキーを打ちのめすため、さぞご苦労 のことと思います。 ...
そしてなによりも大事なお願いとしてお父さんに申し上げたいことは、お父さんは自分お一人のお体ではなく、全朝鮮人民の領袖だということです。
...お父さんがお体に気をつけ、空襲に注意し、いつもお体をいたわってくださることは全朝鮮人民の幸せであり、またぼくたちの幸せです。
くれぐれもお体に気をつけてくださるよう遠くからお祈りいたします。
父の万年長寿と無事を切々と祈る手紙を受け取った主席はたいそう喜び、最高司令部ではもちろん、危険な前線視察の途につくときにも、その手紙を肌身離さず持っていた。
正日少年はその後、その日の手紙の内容で『祝福の歌』 という歌をつくった。
■動画