2014年4月16日水曜日

タンスメこと「一気に (단숨에)」

だいぶイマサラ感がありますが、タンスメを訳しました。
一気に
단숨에
2009年創作, 윤두근作詞, 황진영作曲
訓練場に立った兵士は
「一気に」という言葉を愛す
一歩ごと その言葉を響かせて
燃えたぎる武勇を育む
山を越えるのも 一気に
川を渡るのも 一気に
稲妻のごとく炎がピカッと 一気に
一気に 一気に 一気に

あの空を翔る隼たちも
青い波を乗りこえる海兵も
「一気に」 その言葉を響かせ
滅敵の闘志を育む
打撃目標も 一気に
敵艦突入も 一気に
稲妻のごとく炎がピカッと 一気に
一気に 一気に 一気に

白頭の霊将に倣う兵士たち
その気性を翼として広げる
来たるべき最終決戦も
われらは同じく 一気にやるぞ
偉勲を立てるのも 一気に
勝利を見せつけるのも 一気に
稲妻のごとく炎がピカッと 一気に
一気に 一気に 一気に
훈련장에 나선 병사는
단숨에란 말을 사랑해
걸음마다 그 말 울리며
펄펄나는 용맹 키우네
산을 넘어도 단숨에
강을 건너도 단숨에
번개같이 불이 번쩍 단숨에
단숨에 단숨에 단숨에

저 하늘을 나는 매들도
푸른 파도 헤치는 해병도
단숨에란 이 말 울리며
멸적의 투지 키우네
타격목표도 단숨에
적함돌입도 단숨에
번개같이 불이 번쩍 단숨에
단숨에 단숨에 단숨에

백두령장 닮은 병사들
그 기상을 나래로 폈네
이제 남은 최후결전도
우리 또한 단숨에 하리
위훈 세워도 단숨에
승리 떨쳐도 단숨에
번개같이 불이 번쩍 단숨에
단숨에 단숨에 단숨에

■歌詞について

펄펄나는 - 朝鮮音楽だと《펄펄》は「ひらひら(旗などがなびく様子)」の意味で用いる場合が多いですが、それ以外にも「ぐらぐらと(湯が煮えたぎる様子)」や「かっかと(熱をもっている様子)」の意味もあるそうです。


■解説
 音楽において主体性を確立するからといって、外国のものを頭から無視し、排斥してはならない。わが国の音楽を早く発展させるためには、外国の音楽からもすぐれたものは大いに取り入れなければならない。
金正日
もともと普天堡電子楽団が2009年に発表した曲。しかし、「タンスメ!」の掛け声とともにこの曲の名を知らしめたのは牡丹峰楽団です。ストリングカルテットを中心に据えた牡丹峰楽団の「タンスメ」は、同楽団の代表曲であるとともに、同楽団の方向性を鮮明にした曲でもあります。

ところで、牡丹峰の「タンスメ」はbondの "Viva!" との類似性が指摘されています。bondは2000年にイギリスで結成されたバンドで、女性4人によるストリングカルテットです(ただ、牡丹峰と違ってbondはアコースティックな弦楽器で演奏することもあるようです)。リンク先のライブ映像を見る限り、「タンスメ」が、そして牡丹峰楽団のコンセプト自体がbondから大きな示唆を受けていることは間違いないように思います。ざっくり言うと、普天堡とbondを足して2で割ったのが牡丹峰って感じですかね。ただ、これをパクりだとかなんとか言うつもりは毛頭なく、むしろこんなものまでチェックしてる朝鮮の音楽関係者はすごいなーっていう話です。

■動画



 
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