2017年12月31日日曜日

人民の歓喜 (인민의 환희)

人民の歓喜
인민의 환희
2014年創作, チャ・ホグン(차호근)作詞, アン・ジョンホ(안정호)作曲
その名を呼べば喜びの波濤
胸に沸き起これ
天下第一偉人を仰いで暮らす
人民の自負心よ
われらには何もうらやむものはない
元帥様がいらっしゃるかぎり
われらには誰も恐れるものはいない
元帥様に従っているかぎり
栄光のなかに 幸福のなかに
尊厳高く暮らすだろう

愛に満ちあふれたその領導に
もっと明るい明日を見る
新たな伝説で花咲くあの方の話題
限りない希望をくれる
われらには何もうらやむものはない
元帥様がいらっしゃるかぎり
われらには誰も恐れるものはいない
元帥様に従っているかぎり
栄光のなかに 幸福のなかに
尊厳高く暮らすだろう

その懐に情と志で結んだ
団結の力は無限だ
明るい太陽輝く未来へ向かい
勝利に心を躍らせよう
われらには何もうらやむものはない
元帥様がいらっしゃるかぎり
われらには誰も恐れるものはいない
元帥様に従っているかぎり
栄光のなかに 幸福のなかに
尊厳高く暮らすだろう
그 이름만 불러도 기쁨의 파도
가슴에 솟아 일어라
천하제일위인을 모시고 사는
인민의 자부심이여
우린 무엇도 부럽지 않아
원수님 계시기에
우린 누구도 두렵지 않아
원수님 따르기에
영광속에 행복속에
존엄 높이 살리라

사랑으로 가득찬 그 령도에서
더 밝은 래일을 보네
새 전설로 꽃피는 그이 이야기
끝없는 희망을 주네
우린 무엇도 부럽지 않아
원수님 계시기에
우린 누구도 두렵지 않아
원수님 따르기에
영광속에 행복속에
존엄 높이 살리라

그 품속에 정으로 뜻으로 뭉친
일심의 힘은 무한타
밝은 태양 빛나는 미래로 가며
승리로 지심 흔들자
우린 무엇도 부럽지 않아
원수님 계시기에
우린 누구도 두렵지 않아
원수님 따르기에
영광속에 행복속에
존엄 높이 살리라
■解説

ダサい音楽を作らせたらアン・ジョンホの右に出る者はいない(顔からしてそういう顔してますもんね)。この「人民の歓喜」もそうだ。弦楽の優雅なイントロが嘘だったかのような、サンバホイッスルでも聞こえてきそうな珍妙なアレンジのせいもあるだろう。しかし、それを抜きにしても、もうメロディラインからして何とも形容しがたいダサダサ感・拍子抜け感が漂っている。

でも、ダサい歌ほど人口に膾炙するという現実は、日本の音楽シーンに慣れ親しんでいらっしゃる日本の皆さんが誰よりもよく知っているはずだ。金正日『音楽芸術論』はチュチェ音楽の重要な性質として「通俗性」を挙げている。「通俗性」イコール「ダサいこと」とは言わないが、「ダサい歌ほど人口に膾炙する」みたいな現象を理解しそれに寄り添うことは人民に愛される音楽を作ろうとする者にとって不可欠な姿勢ではないだろうか。

だからこそ、アン・ジョンホは普天堡・王在山世代の並み居る名作曲家たちのなかでも独自の存在感を維持してきたのだろうし、僕はこの年の瀬に紅白を付けっ放しにしたまま「人民の歓喜」をヘッドフォンで無限ループしているのだろう。

■動画

 
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