2013年2月21日木曜日

金正日将軍賛歌 (김정일장군 찬가)

金正日将軍賛歌」(2002年創作、チェ・ジュンギョン作詞、キム・ゴニル作曲)。光明星節を前にしてこの曲の画面音楽がUriminzokkiriにアップされました(「動画」欄参照)。歌詞が「金正日将軍の歌」によく似てますね。

金正日将軍賛歌
김정일장군 찬가

白頭の密林のごとく
その気性はみずみずしく
東西の海のごとく
その懐は広々としている
チュチェの楽園 高らかに築き
太陽の民族 抱いて育てた
絶世の愛国者 金正日将軍
その名よ とわに輝け

赤旗高くなびかせ
山河を染めあげて
銃隊を先頭に立て
天下を治められる
社会主義強盛大国を
歩みごとに轟かす
鋼鉄の司令官 金正日将軍
その領導よ とわに輝け

偉大なるその愛は
人民の歌となり
不滅のその業績は
世界に満ちあふれる
無窮朝鮮 三千里に
とこしえに高く戴く
百勝の嚮導者 金正日将軍
その偉業よ とわに輝け
백두의 밀림처럼
그 기상 푸르고
동서해 바다처럼
그 품은 넓고넓어라
주체락원 높이 세워
태양민족 안아 키운
절세의 애국자 김정일장군
그 이름 길이 빛나라

붉은기 높이 날려
강산을 물들이고
총대를 앞에 세워
천하를 다스리시네
사회주의강성대국
걸음마다 떨치시는
강철의 사령관 김정일장군
그 령도 길이 빛나라

위대한 그 사랑은
인민의 노래 되고
불멸의 그 업적은
누리를 가득 채웠네
무궁조선 삼천리에
영원토록 높이 모실
백승의 향도자 김정일장군
그 위업 길이 빛나라


■動画

2013年2月20日水曜日

われらは党の軍隊 (우리는 당의 군대)

われらは党の軍隊
우리는 당의 군대
1992年創作, ク・スンヘ作詞作曲
銃剣をしっかり握り締めよ
栄光の軍旗は翻る
不敗の威力を見せつけてきた
われらは一当百 党の軍隊
鋼鉄の霊将
偉大な金正日将軍
陣頭にいらっしゃる
われらの最高司令官

白頭の気性みなぎる
将軍様の高らかな祝賀のことば
その信念を胸に抱き
われらは一当百 革命の軍隊
鋼鉄の霊将
偉大な金正日将軍
陣頭にいらっしゃる
われらの最高司令官

将軍様の命令が下れば
敵を打ち破り進むだろう
祖国統一を近づける
われらは一当百 人民の軍隊
鋼鉄の霊将
偉大な金正日将軍
陣頭にいらっしゃる
われらの最高司令官

万歳 万歳
われらの最高司令官
총창 억세게 잡아라
영광의 군기가 휘날린다
불패의 위력 떨쳐온
우리는 일당백 당의 군대
강철의 령장
위대한 김정일 장군
진두에 계신다
우리의 최고사령관

백두의 기상 넘치는
장군님 우렁찬 축하인사
그 신념 가슴에 지닌
우리는 일당백 혁명의 군대
강철의 령장
위대한 김정일장군
진두에 계신다
우리의 최고사령관

장군님 명령 내리면
원쑤를 무찔러 나가리라
조국통일을 앞당길
우리는 일당백 인민의 군대
강철의 령장
위대한 김정일장군
진두에 계신다
우리의 최고사령관

만세 만세
우리의 최고사령관
■動画


この動画で指揮してるの作曲者のク・スンヘ本人に見えるけど気のせいかな?

2013年2月19日火曜日

戦車兵の歌 (땅크병의 노래)

きょうは「戦車兵の歌」(1998年創作、チョン・ドンウ作詞、アン・ジョンホ作曲)を訳した。「砲兵の歌」と同時期に同じく普天堡電子楽団が創作した歌だ。なお、これと同名の曲が把握している限りほかに2曲ある(それぞれ1976年、1984年創作)。


戦車兵の歌
땅크병의 노래

信念と胆力で 鍛えられた装甲
われらの戦車は進む
勇猛さの化身たちが ひとたびゆけば
敵陣は火の海となる
われらは勇敢なる 朝鮮の戦車兵
殲滅の突破口は われらが開く
いつでも戦車が開く

鋼鉄のひづめは 暴風の翼
砲身は強打のこぶし
天地をどよもす 機械の唸りは
われらの勝どきだ
われらは勇敢なる 朝鮮の戦車兵
最後の突撃戦には われらが立つ
いつでも戦車が立つ

侵略のやからには 懲罰の雷
祖国には頼もしい城塞
目標に向かえば たじろぐことを知らず
すべてを噛んで吐く
われらは勇敢なる 朝鮮の戦車兵
勝利の旗は われらが立てる
いつでも戦車が立てる
신념과 담력으로 빚어진 철갑
우리의 땅크 나간다
용맹의 화신들이 한번구르며
적진은 불바다되리
우리는 용감한 조선의 땅크병
섬멸의 돌파구는 우리 제낀다
언제나 땅크가 제낀다

강철의 쇠발굽은 폭풍의 날개
포신은 강타의 주먹
천지를 진감하는 동음소리는
우리의 승리의 함성
우리는 용감한 조선의 땅크병
최후의 돌격선엔 우리 서있다
언제나 땅크가 서있다

침략의 무리에는 징벌의 벼락
조국엔 미더운 성새
목표를 향해서는 에돌줄 몰라
모조리 씹고 뱉으리
우리는 용감한 조선의 땅크병
승리의 기발은 우리 꽂는다
언제나 땅크가 꽂는다


■歌詞について

すべてを噛んで吐く (모조리 씹고 뱉으리) - とりあえず直訳ですが、どういう比喩なのかいまいちよくわからなかった。


■音源

母なるわが党が望むならば (어머니 우리 당이 바란다면)

母なるわが党が望むならば」(1992年創作、チョ・リョンチュル作詞、キム・ムニョク作曲)を訳したぞ。作曲者のキム・ムニョク (김문혁)って、普天堡のシンセサイザー奏者のキム・ムニョクだろうか?


母なるわが党が望むならば
어머니 우리 당이 바란다면

母なるわが党がツツジとなって咲けと言えば
わたしは 一心に ツツジとして咲くだろう
あの空の朝焼けのように この山河を染め上げ
わが党を仰いで わが党を仰いで
赤々と咲くだろう

母なるわが党がモクレンとなって咲けと言えば
わたしは 一心に モクレンになるだろう
白頭の白い雪のように 純粋な気持ちで
わが党を慕って わが党を慕って
清らかに生きるだろう

母なるわが党が真竹のように生きよと言えば
わたしは 一心に 青い真竹となるだろう
すさぶ風が吹きつけても 生き様を曲げず
わが党をうやまい わが党をうやまい
変わることはないだろう
어머니 우리 당이 진달래로 피라면
나는야 한마음 진달래로 피리라
저 하늘의 노을처럼 이 강산을 물들이며
우리 당을 우러러 우리 당을 우러러
붉게만 피리라

어머니 우리 당이 목란꽃이 되라면
나는야 한마음 목란꽃이 되리라
백두의 흰 눈처럼 깨끗한 마음으로
우리 당을 따르며 우리 당을 따르며
티없이 살리라

어머니 우리 당이 참대같이 살라면
나는야 한마음 푸른 참대 되리라
모진 바람 불어 와도 한생을 굽힘없이
우리 당을 받들어 우리 당을 받들어
변함이 없으리


■動画





2013年2月18日月曜日

【光明星節慶祝】代を継ぎ忠誠をつくします (대를 이어 충성을 다하렵니다)

光明星節を慶祝して「代を継ぎ忠誠をつくします」(1971年創作、集団作詞、ソン・ドンチュン作曲)を訳しました。


代を継ぎ忠誠をつくします
대를 이어 충성을 다하렵니다

朝焼けが 燃えあがる あけがたに
慈悲深き その笑みを 思うのです
静かな夜空に 星が またたくころ
あたたかい その愛が 恋しいのです

いとしき その胸を はるか離れても
恋しさは わが胸に あふれるのです
いつでも どこでも 胸の奥底に
慈愛満つ そのお姿が 浮かぶのです

いまは どちらに おわします
北の果て 工場を ゆかれますか
山ぶかき 農場へ わけ入られますか
ゆかれる 歩みごとに 花が咲きます

その恩 その愛に むせび泣き
感激の 涙を 流しました
としつき 経るごとに 燃えるわが心
忠誠に この命を 捧げます

偉大な 首領様の 意を受けつぐ
親愛な 指導者に 誓います
嵐が 吹雪が 吹き荒ぼうとも
代を継ぎ 忠誠を つくします
노을이 피어나는 이른 아침에
인자하신 그 미소를 생각 합니다
고요한 밤하늘에 별이 웃을 때
따사로운 그 사랑이 그립습니다

정다운 그 품속을 멀리 떠나도
그리움은 가슴속에 넘쳐납니다
언제나 어데서나 가슴속 깊이
자애로운 그 모습 그려 봅니다

지금은 그 어디에 계시옵니까
북 변의 공장 길을 걸으십니까
두메의 농장 길에 오르십니까
가시는 걸음걸음 꽃이 핍니다

그 은혜 그 사랑에 목이 메여서
감격의 눈물을 흘렸습니다
세월이 흐를수록 불타는 마음
충성으로 이 목숨 바쳐갑니다

위대한 수령님의 뜻을 이으신
친애하는 지도자께 맹세 합니다
비바람 눈보라가 휘몰아쳐도
대를이 충성을 다하렵니다


■解説

金正日総書記に関する歌で初期のものというと「親愛なる金正日同志の歌」(1976年)が有名ですが、「代を継ぎ忠誠をつくします」はそれよりも5年早い1971年に創作されました。1971年には「親愛なる指導者同志に捧げる歌」「親愛なる指導者同志の歌」などいくつかの金正日頌歌が創作されています。そのなかでも「代を継ぎ忠誠を尽くします」は総書記にたいする「初の頌歌」と位置づけられています(参考)。

ところで、「代を継ぎ忠誠をつくします」についてもうひとつ特筆すべき点があります。普天堡電子楽団のCDのジャケット(右画像)は朝鮮音楽ファンのみなさんにとっては馴染み深いものかと思いますが、ここに描かれている2つの五線譜を気に留められたことはあるでしょうか。実は、上半分に描かれている白い楽譜は「代を継ぎ忠誠をつくします」のそれなのです。ちなみに下のほうに描いてある青い楽譜は「金正日花」です。(最初、曲名がわからなかったのですが、この記事のコメント欄にてご教授いただきました。ありがとうございました。)

「金正日花」は普天堡電子楽団のオリジナル曲であり、普天堡電子楽団第1集の1曲目に収録されました。一方、「代を継ぎ忠誠をつくします」は普天堡電子楽団創設の14年前に創作された曲。まあこれはいいとして、第1集に収録された「金正日花」とは対照的に、「代を継ぎ忠誠をつくします」は第20集まで収録されることはありませんでした(参考:普天堡電子楽団CD目録 第11集 - 第20集。しかも、この録音は器楽曲で、歌唱は入っていません。



■動画

 
▲解説のなかで紹介した普天堡電子楽団による器楽演奏。美しい…


▲万寿台芸術団



偉大な領導者 金正日 同志は永遠にわれらとともにいらっしゃる!


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2013年3月20日 歌詞のタイプミスを訂正。ふみやトンム、정말 고마워요!
2013年5月9日 訳を少し修正

2013年8月10日 音源を追加

2013年2月10日日曜日

党細胞書記大会と合唱「インターナショナル」

牡丹峰楽団・朝鮮人民軍勲功国家合唱団の合同公演「母の声 (어머니의 목소리)が2月1日、平壌で行われた。これは1月28日・29日の両日にわたって開かれた朝鮮労働党第4回細胞書記大会の参加者のために催された公演だ。

牡丹峰楽団と功勲国家合唱団という豪華な取り合わせもすごいが、この公演に関してわたしが度肝を抜かれたのは、演目に革命歌「インターナショナル」の合唱があったという点。全3節のうち第1節しか歌われなかったが、まごうことなくあの「インターナショナル」である。朝鮮中央テレビで2月4日に放映された同公演の映像から当該部分を切り抜いた動画がこれ。



朝鮮における「インターナショナル」の扱いについては、党代表者会(2010年9月)の直後に少し書いた。この記事でも触れたように、「インターナショナル」はもっぱら儀礼曲と位置づけられているとみられる。今回のように公演の場で歌唱されるというのは極めて異例なことだ。

2010年の党代表者会の後も、金正日総書記の死去に関連し「インターナショナル」が演奏される機会は何度かあった。たとえば、2011年12月19日に総書記が死去が伝えられた際には、朝鮮中央テレビや平壌放送で毎時ごとに「パルチザン追悼歌」「金正日将軍の歌」「インターナショナル」の3曲が流れ続けた(20日夜から「パルチザン追悼歌」は「追悼曲」に変更)。また、同29日に金日成広場で挙行された中央追悼大会でも「インターナショナル」の吹奏があった。いずれも演奏のみで、歌唱はない。

しかし、ここのところ儀礼曲としての「インターナショナル」も使用される機会が減っているように感じていた。総書記の死去1周年を前にした2012年12月16日、金正恩第1書記らも出席する中央追悼大会が平壌で挙行されたが、閉会時に演奏されたのは「インターナショナル」ではなく「将軍様は太陽として永生なさる」だった。また、2010年の党代表者会では「インターナショナル」が演奏されたのに、このたびの党第4回細胞書記大会では「朝鮮労働党万歳」だった(2007年10月の第3回細胞書記大会でも「朝鮮労働党万歳」だったという情報があるが、未確認である)。

そんな矢先に突如、2月1日の合同公演で「インターナショナル」の合唱が披露されたのだ。しかも、公演が始まって国歌「愛国歌」が演奏された直後の1曲目にである。なぜだろうか?音楽公演の内容について決定権を有しているであろう当局(党宣伝扇動部?)の意図を知るすべなどないが、ある程度、推測することはできる。

演目に「インターナショナル」が選ばれた背景には、党第4回細胞書記大会のそのものの性質がありそうだ。同大会において金正恩第1書記は30分弱に及ぶ演説をした。第1書記はそのなかで、金日成主席・金正日総書記の路線を受け継ぎつつ人民のあいだに根を下ろした政治活動をするよう、党活動家たちにたいして訴えている。

演説中、特に気になったのは次の箇所である(朝鮮中央通信より引用)。

今日、わが党は革命の陣太鼓を高らかに打ち鳴らした1970年代の闘争精神を復活させて、世界に向かって進む新たな時代精神を創造することを求めています。

今日の時代精神の創造者は当然、革命の指揮メンバーであり前衛的闘士である幹部と党員の中から輩出しなければなりません。

すべての幹部と党員が金正日同志に従って労働党時代の一大全盛期を開いた1970年代の幹部と党員のように、自分の部門、自分の単位を先頭に立って導き、雪道を踏み分ける機関車となり、先兵となるなら、すべての持ち場で飛躍と革新が起こり、国の活動全般がスムーズに運ぶようになるでしょう。

このように金正恩第1書記は、1970年代の精神に回帰するよう党活動家たちに呼びかけているのだ。この事実はなかなか興味深い。

思い返せば、ここ数年来、朝鮮の指導部にとって労働党組織の立て直しは切迫した課題だった。というのも、金正日総書記がカリスマ的指導者として国家を率いた時代、党組織はあまり顧みられてこなかった。金正日総書記が何でも一人で判断を下すので、官僚機構としての党組織の役割が相対的に低下していたのである。党大会は1980年を最後に開かれていない。

しかも「苦難の行軍」を経て2000年代に入り先軍政治の時代が幕をあけると、軍が重視されるようになり、党が軽視される傾向に拍車がかかった。党の要職も高齢化が進み、死亡による空席も目立っていた。

ところが2008年、金正日総書記は脳梗塞で倒れたといわれている。そのあたりから、金正恩第1書記への後継体制を準備する過程の一環として、「先軍」の看板は維持しつつ、党組織を再び重視する方向へシフトしていった。まだ経験の浅い金正恩第1書記を支え、国を動かす官僚機構として党を再び活用せざるをえなかったのかもしれない。2010年の党代表者会では党の要職の大規模な補充・交代がなされた。

2011年12月に金正日総書記が死去し、金正恩第1書記の時代に入ると、その傾向はますます加速していったようだ。銀河水管弦楽団や牡丹峰楽団の公演で党を主題とした歌がしきりにクローズアップされるようになったことからも、そのことはうかがえる。

今回の党第4回細胞書記大会、そしてそれにあわせて行われた公演「母の声」も、この文脈のなかに位置づけることができるだろう。国を円滑に運営するためには、党の指導部の立て直しだけでなく、幹部の意思を人民に伝える末端党員組織の活性化が重要である。それゆえ、このタイミングで第4回細胞書記大会が開かれ、音楽公演も開いて大々的に盛り上げているのかもしれない。

さきほど書き出した公演「母の声」の演目一覧を見てみると、「20世紀の追憶」「あのころのようにわれらは生きているか」「首領様に従い千万里、わが党に従い千万里」など、明白に「あのころ」を意識させるかのような曲が並んでいる

そう考えると、公演「母の声」で「インターナショナル」が歌われた理由もわかるような気がする。金正恩第1書記も述べたように、「すべての幹部と党員が金正日同志に従って労働党時代の一大全盛期を開い」ていた時代へ回帰せよというのが、今回の公演を貫くテーマであるように思われる。

社会主義運動の歴史を体現する歌であり、朝鮮労働党を象徴する儀礼曲でありながら、近来は除け者にされがちだった「インターナショナル」。その「インターナショナル」を、合唱で、しかもあえて冒頭に持ってくるという挑戦的な選曲に出た。それによって、党組織が幹部から末端まで活発に機能していた往時に立ち返れという、強いメッセージを発しようとしたのではないか。そんな推測が成り立つ。

もちろん、これはあくまで推測の域を出ない。しかし、この選曲が極めて異例かつ意欲的なものであったことは間違いない。朝鮮の「音楽政治」の歴史に、またもや記念すべき1ページが刻まれた。

合同公演「母の声」曲目

朝鮮労働党第4回細胞書記大会の参加者のための牡丹峰楽団・朝鮮人民軍勲功国家合唱団合同公演「母の声 (어머니의 목소리)」の曲目を書き出しました。これももうすぐ掲載する予定の「インターナショナル」についての記事で言及する予定なので、詳しくはそちらで。

  1. 愛国歌 (애국가) 
  2. 合唱「インターナショナル」(인터나쇼날)
  3. 女声独唱と傍唱「母の声」 (어머니의 목소리)
  4. 混声重唱と合唱「20世紀の追憶」 (20세기추억)
  5. 器楽と傍唱「あのころのようにわれらは生きているか」 (그때처럼 우리가 살고있는가)
  6. 男声独唱と傍唱「わが運命を守ってくれる母なる党よ」 (내 운명 지켜준 어머니당이여)
  7. 男声2重唱と合唱「戦士の道」 (전사의 길)
  8. 女声重唱「母なるわが党が望むなら」(어머니 우리 당이 바란다면)
  9. 男声合唱「社会主義を守ろう」(삭회주의 지키세)
  10. 軽音楽「一息に」(단숨에)
  11. 女声重唱と合唱「首領様に従い千万里、わが党に従い千万里」(수령님을 따라 천만리 당을 따라 천만리)
  12. 男声2重唱と合唱「根となろう」(뿌리가 되자)
  13. 混声4重唱「母」(어머니)
  14. 男声5重唱と合唱「われらの行軍路」 (우리의 행군길)
  15. 女声重唱と合唱「高く翻せ、われらの党旗」 (높이 날려라 우리의 당기)
  16. 混声重唱と合唱「人民は一片丹心」(인민은 일편단심)
  17. 終曲「党を歌う」(당을 노래하노라)

■ 動画

朝鮮中央テレビで放映された公演の映像です。

2013年2月7日木曜日

インターナショナル (인터나쇼날)

いわずと知れた世界的革命歌「インターナショナル」の朝鮮語版を訳しました。歌詞はウィキソース(韓国語版)に掲載されているものに依拠しています。今回、これを訳したのは、牡丹峰楽団・朝鮮人民軍功勲国家合唱団合同公演(2月1日)で同曲が合唱されたのを受けてのことです。それについては別記事にて詳述しましたので、ご覧いただければ幸いです。
インターナショナル
인터나쇼날

たちあがれ 呪いをうけ
ひもじく奴隷となった者の世界!
われらの血は沸きかえり
決死の戦いをいどむのだ!
抑圧の社会を滅ぼして
あらたな世界を築きあげよう!
踏みにじられ 蔑まれた者が
すべての主人となる!
これぞわれら最後の
雌雄を決すたたかい
インターナショナルのもと
人類は奮いたつ
これぞわれら最後の
雌雄を決すたたかい
インターナショナルのもと
人類は奮いたつ

神も 王も 英雄も
われらを救うことはできない!
われらはただ 自らの手で
解放をもたらすのだ!
屈強なこの腕で圧政を打ちたおし
自らのものを取りかえすには
ふいごを踏んで 勇敢に
鍛えよ
鉄を 熱いうち
これぞわれら最後の
雌雄を決すたたかい
インターナショナルのもと
人類は奮いたつ
これぞわれら最後の
雌雄を決すたたかい
インターナショナルのもと
人類は奮いたつ

われらはひとえに全世界の
偉大な労働者の軍隊!
土地はわれらのもの
寄生虫は消えうせよ!
犬ども 虐殺者どもには
激しい雷が降り注いでも
われらの頭上には
燦爛たる太陽が輝く!
これぞわれら最後の
雌雄を決すたたかい
インターナショナルのもと
人類は奮いたつ
これぞわれら最後の
雌雄を決すたたかい
インターナショナルのもと
人類は奮いたつ
일어나라 저주로인 맞은,
주리고 종된자 세계!
우리의 피가 끓어넘쳐,
결사전을 하게하네!
억제의 세상 뿌리 빼고
새세계를 세우자!
짓밟혀 천대받은자,
모든것의 주인이 되리!
이는 우리 마지막
판가리 싸움이니
인터나쇼날로
인류가 떨치리
이는 우리 마지막
판가리 싸움이니
인터나쇼날로
인류가 떨치리

하느님도 임금도 영웅도,
우리를 구제 못하라!
우리는 다만 제 손으로,
해방을 가져오리라!
거세인 솜씨로 압박 부시고
제것을 찾자면
풀무를 불며 용감히
두드려라 쇠가 단김에
이는 우리 마지막
판가리 싸움이니
인터나쇼날로
인류가 떨치리
이는 우리 마지막
판가리 싸움이니
인터나쇼날로
인류가 떨치리

우리는 오직 전세계의,
위대한 로력의 군대!
땅덩어리는 우리의것이니,
기생충은 사라지리라!
개무리와 도살자에게는,
큰 벼락 쏟아져도!
우리의 머리우에는,
찬란한 태양이 비치리!
이는 우리 마지막
판가리 싸움이니
인터나쇼날로
인류가 떨치리
이는 우리 마지막
판가리 싸움이니
인터나쇼날로
인류가 떨치리


■動画



2013年2月1日金曜日

定番の10曲

「何を聴いたらいいかわからない」という初心者の方のために、朝鮮音楽を代表する定番の10曲を紹介します。まあ“定番”といっても、私が勝手にそう判断しただけですが。


愛国歌 (애국가)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国歌。北朝鮮が建国されたのは1948年だが、この歌はその前年の1947年に作られた。

金日成将軍の歌 (김일성장군의 노래)
朝鮮音楽の“頂点”に君臨するのは、実は「愛国歌」ではなく「金日成将軍の歌」。1946年に作られたこの歌によって、北朝鮮は「音楽政治」の国になることを宿命づけられたと言っても過言ではない。

■ 金正日将軍の歌 (김정일장군의 노래)
金正日総書記が名実ともに指導者となった1990年代後半、「金日成将軍の歌」と並ぶ「永生不滅の革命頌歌」として作られた。

あなたがいなければ祖国もない (당신이 없으면 조국도 없다)
1993年創作。金正日総書記に関する歌は数知れないが、そのなかでも特に知名度が高い。普天堡電子楽団の作品である。

思郷歌 (사향가)
望郷の歌。金日成主席が抗日パルチザン時代に自ら作り、口ずさんだとされる。だが、この歌のルーツにはちょっとした秘密がある。

同志愛の歌 (동지애의 노래)
金正日総書記が最も好きな曲として挙げた歌。

口笛 (휘파람)
朝鮮歌謡には少ない、男女の恋愛を歌った歌。1990年に普天堡電子楽団が創作し、北朝鮮で一大旋風を巻き起こしたという。

嬉しいです (반갑습니다)
これも有名な曲。

金日成大元帥万々歳 (김일성대원수 만만세)
軍事パレードで最初に演奏されることが多い。

アリラン (아리랑)
朝鮮を代表する民謡。朝鮮民族の魂。

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2015/04/27 全面改修

輝け正日峰 (빛나라 정일봉)

輝け正日峰」(1988年創作、リ・ジョンスル作詞、ウ・ジョンヒ作曲)。初期普天堡を彩るしんみり系チャングンニムソングの名曲のひとつです。金光淑が独唱し、普天堡電子楽団第2集などに収録されました。
輝け正日峰
빛나라 정일봉

いつも思いこがれて訪ねる場所
白頭密営のふるさとを
大切そうに懐に抱いて立つ
栄光にみちた峰よ
ああ正日峰 輝けその名
導きの星あかりに染まって
おまえの姿は荘厳だ

明るい未来 描いたほほえみ
青い森に照り映えて
将帥の力 育んだその歩み
おまえの山頂に刻まれている
ああ正日峰 輝けその名
霊峰白頭のうるわしき精気
おまえがすべて宿している

ああ… ああ…

共産主義の赤い夜明けが燃える
その朝を待ちうけて
すさぶ風に打たれても その姿を
変えることなき峰よ
ああ正日峰 輝けその名
われら人民の心の内で
とわに輝くだろう
われら人民の心の内で
とわに輝くだろう
그 언제나 보고싶어 찾는곳
백두밀영 고향집을
소중히도 품에 안고 서있는
영광넘친 봉우리여
아-... 정일봉 빛나라 그 이름
향도의 별빛 어려있어
너의 모습 장엄하여라

밝은 앞날 그려보신 그 미소
푸른숲에 비껴있고
장수힘을 키우시던 그 자욱
네 산정에 어려있네
아-... 정일봉 빛나라 그 이름
백두령봉의 맑은 정기
네가 모두 지녔구나

아-... 아-...

공산주의 붉은 노을 타오를
그 아침을 바라보며
모진 바람 몰아쳐도 한모습
변함없는 봉우리여
아-... 정일봉 빛나라 그 이름
우리 인민의 마음속에
영원히 빛나리라
우리 인민의 마음속에
영원히 빛나리라


■訳について

白頭密営のふるさとを - "고향집" の訳にはいつも悩むのですが、ここで "백두밀영 고향집을" を "白頭の密営の故郷の家を" とするのはあまりにも間抜けなので、思いきって "고향집" を "ふるさと" の一語に置き換えてきました。まあ、「白頭密営」と言ってるんだから、「家」を消してもあの家のことだとわかるだろうということです。

明るい未来 描いたほほえみ - 原語は "밝은 앞날 그려보신 그 미소" で、尊敬の "시" が用いられています。「描いた」という動作の主体は明記されていませんが、尊敬表現が使われていることから金正日総書記であることが推測できます。なので、本来は尊敬のニュアンスも含めて訳出しなければ動作の主体がわからなくなってしまうのですが、「明るい未来 描いてくださったほほえみ」とすると長ったらしくなって気に食わなかったので、尊敬表現を切りました。

将帥の力 育んだその歩み - 同じく、本来は尊敬表現が用いられており、動作の主体は金正日総書記であると推測できます。

■動画



 
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