2011年12月31日土曜日

金正日同志は永遠にわれわれとともにいらっしゃる

2011年12月17日、金正日総書記が逝去した。



あまりにも突然のことだった。訃報の直後はどうしても実感が湧かず、ただ呆然とするだけでした。そんなとき、公式に報じられていた彼の最後の現地指導が「光復地区スーパーマーケット」、そして「ハナ音楽情報センター」であったことを知り、急に目頭が熱くなるのを覚えた。

金正日総書記の芸術好きは日本でも知られている。しかし、その文脈で言及されるのは、たいてい、映画や演劇のことばかりだ。たしかに、彼が映画や演劇を愛好し、自らも多数の作品の制作を指揮した。それでも、彼はやはり音楽の人なのであったと思う。なにせ、彼は「私の初恋は音楽でした」とまで言っている。さらに、12月22日の『労働新聞』は1面に社説を載せて彼の政治的な業績を振り返ったが、そのなかでわざわざ音楽への貢献に言及している。



国家の政策を遂行する手段として“音楽”にかくも枢要な地位を与えた指導者は、金正日総書記を措いていないだろう。彼の「音楽政治」に、私はひたすら魅了され続けてきた。今後も精一杯、このブログを通じて朝鮮音楽の魅力を伝えていく活動を続けていきたい思う。音楽を愛した故人への私なりの追悼のつもりで。



2011年は『世界軍歌全集』でご紹介いただいたりもして(この件については近いうちに詳しく書きます。遅くなってすみません)、「朝鮮労働党万歳!」にとって充実した年になりました。これもひとえに、朝鮮音楽愛好家のみなさまのおかげです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

共和国のみならず、みなさまにとっても2012年が大門を開く年でありますように!

2011年12月10日土曜日

強盛大国が見える

いよいよ今年もあと3週間ほどとなりました。そこで、強盛大国の大門を開く年・2012年の到来を飾る曲をいくつか紹介していきたいと思います。

今回は「強盛大国が見える」。2010年に創作された歌です。
強盛大国が見える 日本語訳

その日を思えば 感激に満たされ
その春を描けば 歓喜にあふれる
強盛大国が見える
走ってゆこう もっと速く
祖国よ 不屈の精神力で

限りない富貴栄華に 浴する新しい家
先軍の桃源郷の 表札は輝く
強盛大国が見える
走ってゆこう もっと速く
祖国よ 最先端科学技術で

将軍様は世界に向かって 大門を開き
首領様は新しい暮らしを 祝福なさる
強盛大国が見える
走ってゆこう もっと速く
祖国よ われわれ式 われわれの力で

祖国よ 将軍様に従って前へ


■動画






■楽譜




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2011/12/10 最後の部分の歌詞が間違っていたので直しまた。ご指摘ありがとうございました。
2011/12/14 コメント欄にて創作年を教えていただきました。고맙습니다!

2011年12月9日金曜日

朝鮮の星

不朽の革命頌歌「朝鮮の星」です。
朝鮮の星 日本語訳

朝鮮の夜空に 新星が出て
三千里の山河を 明るく照らす
踏みにじられた朝鮮に 夜明けは来たらん
二千万わが同胞は 新星を仰ぐ

真っ暗な夜空を 仰ぎ見れば
呻吟する祖国の山河 涙が滲む
揺らぐまい 革命に固めるその決心
二千万わが同胞は 新星を仰ぐ

奸悪な強盗 日帝を打ち破り
三千里に新星が いっそう輝くとき
朝鮮よ 自由の歌を歌おう
二千万わが同胞は 新星を仰ぐ

■解説

この歌は、1920年代に作られたとされる「不朽の革命頌歌」です。歌詞は、金日成主席を新星に喩え、朝鮮人民がその新星に革命の希望を託す——という内容になっています。

この歌に関連して、『金正日選集11』所収「音楽芸術論」p. 369に、次のような記述があります。
 抗日革命音楽の多様で豊富な種類と形式は、われわれのチュチェ音楽をさらに幅広く豊満なものに開花させるゆるぎない源であり、貴い遺産である。
 金日成同志を団結の中心、民族の太陽として高く仰いだ抗日革命闘士と全朝鮮人民の崇高な思想・感情をリアルに反映した不滅の革命頌歌『朝鮮の星』をはじめ、さまざまな性格の叙情歌謡と行進曲、数え歌・文字取り歌形式の歌と風刺歌謡、舞踏曲と輪舞歌、遊戯歌にいたるまで歌謡芸術のあらゆるジャンルとともに、革命的歌舞と革命歌劇の伝統がきびしい抗日革命闘争の過程で築かれた。
さらに、この部分についての注釈として同書巻末には次のようにあります。
革命頌歌『朝鮮の星』 金日成主席の初期革命活動の時期、民族の救星として敬慕する金日成主席に忠誠を尽くさんとする青年共産主義者と革命組織メンバーの一致した願いをこめて、革命詩人金赫が作詞、作曲した初の革命頌歌。この頌歌には、1920年代の後半期、金日成主席を民族の太陽として高く仰ごうとする朝鮮人民の切々たる念願と真心が反映されている。

 朝鮮の星

 暗い夜空を きらめきながら/傷つく大地を だきしめて/夜明けのときを つげる星/民族の灯(ともしび) 明星(ほし)をあおぐ

 うめく夜空を 見あげれば/涙の祖国が 目に浮かぶ/誓いもあらた 肩をくみ/民族の灯 明星をあおぐ

 にくい侵略者 うちやぶり/夜明けの陽光(ひかり) てらすとき/祖国に 春の花がさく/民族の灯 明星をあおぐ
「朝鮮の星」が抗日革命音楽のなかでもトップクラスの扱いであることがうかがえます。


■動画






■画像


▲「朝鮮の星」の楽譜と歌詞。『革命歌謡集』(2011年、文学芸術出版社)より


▲ついでに同書の表紙

2011年12月8日木曜日

われらは農場の主人 (우리는 농장의 주인)

われらは農場の主人
우리는 농장의 주인
1969年創作, 리상철 (リ・サンチョル) 作詞, 김정수 (キム・ジョンス) 作曲
広い大地は働きがいある職場
豊かな農場がわれらを呼ぶ
生を受けた故郷に青春を捧げて
毎年豊作をもたらそう
ああ…… ああ……
毎年豊作をもたらそう

われらは農場の真なる主人
希望に満ちた未来へと羽ばたこう
われらの力と知恵をすべて捧げ
愛しい故郷の地に花を咲かせよう
ああ…… ああ……
愛しい故郷に花を咲かせよう


広い大地は働きがいある職場
豊かな農場がわれらを呼ぶ
生を受けた故郷に青春を捧げて
毎年豊作をもたらそう


ああ 故郷に花咲かせよう
ああ 豊年満作 培おう
豊年満作 培おう
드넓은 대지는 보람찬 일터
풍요한 농장벌이 우릴 부른다
태여난 고향에 청춘을 바쳐
해마다 만풍년을 마련해가자
아-... 아-...
해마다 만풍년을 마련해가자

우리는 농장의 참다운 주인
희망찬 미래에로 활개쳐가네
우리 힘 지혜를 모두 바치여
정다운 고향땅을 꽃피워가자
아-... 아-...
정다운 고향을 꽃피워가자

드넓은 대지는 보람찬 일터
풍요한 농장벌이 우릴 부른다
태여난 고향에 청춘을 바쳐
해마다 만풍년을 이룩해가자

아-... 고향땅 꽃피우자
아-... 만풍년 가꿔가자
만풍년 가꿔가자
■解説

この歌を有名にしたのは、なんといっても普天堡電子楽団によるアレンジでしょう。普天堡電子楽団第1集に収録されている、普天堡初期の名曲です。

普天堡で一番好きな挙げろと言われたら、僕は迷いなくこの「われらは農場の主人」を挙げます。精緻にして凛然とした普天堡サウンドの魅力が凝集された曲だと思います。世界が何度変わろうと、この曲は後世に遺していきたいものです。

■動画




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2006/12/08 旧ブログにて公開
2011/12/08 改訳。最初の公開からちょうど5年目なのは偶然です…

2016/09/27 歌詞修正および体裁の修正。ありがとうございました

2011年11月26日土曜日

あなたがいなければ祖国もない

定番の10曲」を作って気づいたのは、これまで定番曲ほど訳してこなかったということ。定番曲は私がやらなくてもよそにも訳がある場合が多いし、定番だからこそ解説として書くべきことが多くて気が重いというのもある。だが、それでは初心者にやさしくないし、そもそも強盛大国の大門を開くにはそんなことも言っていられない。というわけで、定番曲を少しずつ消化していこうと思います。

今回は将軍様ソングの決定版「あなたがいなければ祖国もない」(1993年創作)。リ・ジョンオ、ファン・ジニョン作詞・作曲。今回の訳は単なる日本語訳ではなく「日本語歌詞」、つまり日本語で歌えます。

あなたがいなければ祖国もない 日本語訳

すさぶ嵐も 払いのけ
信念くれた 金正日同志
あなたなければ われらなく
あなたなければ 祖国もない

未来も希望も その腕に
民族の運命 金正日同志
あなたなければ われらなく
あなたなければ 祖国もない

世界が何度 変わろうと
人民は信じる 金正日同志
あなたなければ われらなく
あなたなければ 祖国もない

訳したと言っても、これは私が記憶している日本語歌詞を書き出しただけです。この日本語歌詞の原型はチョソンの声放送(平壌放送)で放送されたものだと思うのですが、「朝鮮音楽愛好家」や「北朝鮮ウォッチャー」のあいだで様々に歌い継がれており、人によって覚えている歌詞が微妙に違ったりします(「すさぶ嵐」が「激しい嵐」だったり、「払いのけ」が「追い払い」だったり)。ともかく、私が中学生のときから愛唱してきた歌詞はこれです。

では、なぜこの歌がここまで有名になったのでしょうか。最大の理由は、この歌がわかりやすさ、覚えやすさ、レトリックの巧みさ、そして(日本人から見た)ある意味でのエキゾチックさを兼ね備えているからでしょう。



ただ、もう少し具体的なきっかけを挙げるならば、この歌が文藝春秋社のビデオ「金賢姫 北朝鮮を語る」(1996年)で紹介されたことではないでしょうか。上に貼ったのがその映像。当時の「北朝鮮ウォッチャー」のなかにはこのビデオを見た人が多いと思うのですが、それが「あなたがいなければ祖国もない」が普及するひとつの契機になったことは確かなようです。


■音源

2011年11月24日木曜日

『世界軍歌全集』が出版されます



12月上旬に『世界軍歌全集』という本が出版されます。
著者はなんと、あの「西洋軍歌蒐集館」の管理人さん。

まだ詳細な内容はわかりませんが、共和国の軍歌も取りあげられているとのことです。

これは楽しみですねー。
軍歌愛好家の聖典になること間違いなしです。

詳しくはハマザキカクさんのブログで。

2011年11月19日土曜日

愛そうわが祖国 (사랑하자 나의 조국)

ここのところ軍歌ばかり続いていたので、趣向を変えて歌謡曲系を。「愛そうわが祖国」です。
愛そうわが祖国
사랑하자 나의 조국
1995年創作, 엄애란作詞, 림대술作曲
朝日が燦爛たる わか祖国は
人民が主人となった 幸福な国
愛そう わが祖国
金正日将軍様の懐
愛そう わが祖国
永遠に輝かそう

生まれれば幸福が 待ち受けていて
夢見ればその願いが 花ひらく国
愛そう わが祖国
金正日将軍様の懐
愛そう わが祖国
永遠に輝かそう

この地に戦雲が 押し寄せようと
社会主義の花の海は びくともしない
愛そう わが祖国
金正日将軍様の懐
愛そう わが祖国
永遠に輝かそう

아침해가 찬란한 우리 조국은
인민들이 주인된 행복한 나라
사랑하자 나의 조국
김정일장군님의 품이여
사랑하자 나의 조국
영원히 빛내가리라

태여나면 만복이 기다려주고
꿈을 꾸면 그 소원 꽃피는 나라
사랑하자 나의 조국
김정일장군님의 품이여
사랑하자 나의 조국
영원히 빛내가리라

이 땅우에 불구름 밀려온대도
사회주의 꽃바다 다 칠수 없네
사랑하자 나의 조국
김정일장군님의 품이여
사랑하자 나의 조국
영원히 빛내가리라
■動画



■音源

「朝鮮音楽」ミラーのs05.mp3


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2014/03/16 朝鮮語歌詞を掲載

あなたさえいればわれらは勝つ



あなたさえいればわれらは勝つ」です。リ・ジョンオ、ファン・ジニョン作曲。1993年創作。
あなたさえいればわれらは勝つ 日本語訳

白頭の魂で 狂風を払いのけ
逆風も手なずける 金正日将軍
あなたさえいれば 苦難がなんのその
あなたさえ あなたさえいれば
われらは勝つ

雄大な政治で 千万を導き
奇跡を創造する 金正日将軍
あなたさえいれば 逆境がなんのその
あなたさえ あなたさえいれば
われらは勝つ

一心の大軍団を 鋼鉄のごとく固め
宝剣を授けてくれた 金正日将軍
あなたさえいれば 大敵がなんのその
あなたさえ あなたさえいれば
われらは勝つ

■動画




■音源

「朝鮮音楽」ミラーのid03.mp3

2011年11月14日月曜日

われらは革命の継承者 (우리는 혁명의 계승자)

われらは革命の継承者」(1981年創作、リ・メク作詞、キム・ユンブン作曲)です。


われらは革命の継承者
우리는 혁명의 계승자

燃える青春 血がたぎる心臓
チュチェの新世紀を築いてゆく
われらは栄誉ある革命の継承者
われらは朝鮮の新世代
希望の丘を越え

嚮導の太陽は輝け
首領様のため 党中央のため
青年たちは力強く前へ

困難な日に 歌った歌
青春の力強い翼を広げてくれる
われらは栄誉ある革命の継承者
われらは朝鮮の新世代
闘争のひとすじに

偉勲を縫い取ってゆこう
首領様のため 党中央のため
青年たちは力強く前へ

山を突き抜け 海を破り
希望に満ちた未来へ走ってゆこう
われらは栄誉ある革命の継承者
われらは朝鮮の新世代
忠誠の代を継いで

永遠なる花として咲いてゆこう
首領様のため 党中央のため
青年たちは力強く前へ
불타는 청춘 피끓는 심장
주체의 새세기를 세워가네
우리는 영예론 혁명의 계승자
우리는 조선의 새 세대
희망의 언덕 너머
향도의 해발은 빛나라
수령님 위하여 당중앙 위하여
청년들 힘차게 앞으로

준엄한 날에 부르던 노래
청춘의 억센 나래 펼쳐주네
우리는 영예론 혁명의 계승자
우리는 조선의 새 세대
투쟁의 한길우에
위훈을 수 놓아 가리라
수령님 위하여 당중앙 위하여
청년들 힘차게 앞으로

산악을 뚫고 파도를 헤쳐
희망찬 미래에로 달려가리
우리는 영예론 혁명의 계승자
우리는 조선의 새 세대
충성의 대를 이어
영원한 꽃으로 피리라
수령님 위하여 당중앙 위하여
청년들 힘차게 앞으로


■解説

個人的には1980年代を象徴する歌のひとつだと思います。党中央とは金正日総書記を指します。この歌は1981年創作ですが、金正日総書記が初めて政治の表舞台に出てきたのは1980年でした。時期を考えると、いまの「朝鮮青年行進曲」のような役割の歌と言えるでしょう。


■動画



東京朝高による合唱。


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2013/04/02 情報追加、朝鮮語歌詞追加、翻訳を修正

2011年11月12日土曜日

金日成元帥に捧げる歌

パク・ハンギュ作曲、1956年創作の「金日成元帥に捧げる歌」。
金日成元帥に捧げる歌 日本語訳

白頭の密林から明けたこの朝
われらは首領の歌を誇り高く歌う
この歌は抑圧された者を勇士として育て
いつも勝利へと鼓舞する
この歌は敵に死を与え
勝利した祖国の地に響きわたる
ああ いつでも親近な われらの首領金日成元帥
われらは心から高く歌う

この国に美しい歌は数多くあれど
われらは首領の歌を栄光のなかで歌う
この歌を胸に抱いて育ったわれら
あらゆる戦場で敵を打ち破った
この歌は戦場ごとに英雄を生み
村と街ごとに栄光をもたらした
ああ いつでも親近な われらの首領金日成元帥
われらは心から高く歌う

燦爛たる太陽のもと幸福は花開いて
われらは首領の歌を高らかに歌う
この歌は南の兄弟たちを呼び覚まし
心をひとつに統一のため戦う
この歌は敵ども押さえつけ
この地に社会主義を花開かせる
ああ いつでも親近な われらの首領金日成元帥
われらは心から高く歌う

■解説

現在まで歌い継がれている金日成主席についての歌のなかでは、「金日成将軍の歌」に次いで2番目に古い歌ではないかと思います。

1956年と聞くと8月宗派事件を想起させられます。「金日成元帥に捧げる歌」が作られたのが事件よりも前なのか後なのかはわかりません。しかし、「金日成将軍の歌」に次ぐ2つめの金日成主席を主題とした歌がこの時期に作られたという事実は、当時の政権上層部の権力闘争や個人崇拝の動向とも無関係ではないでしょう。


■動画








■音源
「朝鮮音楽」ミラーのig14.mp3

2011年11月11日金曜日

友よ軍隊へ行こう (동무들아 군대로 가자)

かつて訳した「友よ軍隊へ行こう」を改訳しました。リュ・ヨンナム作詞作曲、1992年創作。この記事によると、「友よ軍隊へ行こう」は中学校(日本の中学・高校に相当)でよく歌われるようです。
友よ軍隊へ行こう
동무들아 군대로 가자
1992年創作, 류용남作詞作曲
労働党の懐に 学生時代を終えて
夢多き我らの 行き先は多くとも
行こう 軍隊へ 祖国のため
行こう 私を育てた 党のため

軍服を着たその日に 最初の写真を撮って
先生とお母さんに 送って差し上げよう
隊列を合わせて 歌を歌おう
行こう 私を育てた 党のため

後輩たちが われらの青春時代のことを訊けば
汗のにじんだ 兵士時代の軍服を見せよう
行こう 軍隊へ 祖国のため
統一の広場へと 高足で前へ
行こう 軍隊へ 祖国の為に
統一の広場へと 高足で前へ
로동당의 품속에 학창시절 마치고
꿈많은 우리들의 갈곳은 많아도
나가자 군대로 조국을 위하여
나가자 나를 키운 당을 위하여

군복입은 그날에 첫사진을 찍어서
선생님과 어머님께 보내드리리
대렬을 맞추며 노래를 부르자
나가자 나를 키운 당을 위하여

후대들이 우리의 청춘시절 물으면
땀배인 병사시절 군복을 보이리
나가자 군대로 조국을 위하여
통일의 광장까지 정보로 앞으로
나가자 군대로 조국을 위하여
통일의 광장까지 정보로 앞으로
■動画






■音源
「朝鮮音楽」ミラーのwd02.mp3



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2007/06/24 「同務よ軍隊に行こう」として初掲載(旧ブログ)
2011/11/07 改訳
2014/02/10 朝鮮語歌詞を追加

2011年10月18日火曜日

われらの人民軍を歌いましょう

われらの人民軍を歌いましょう」。調べたところ映画音楽であることは判明したのですが、それ以上のことはわかりません。
われらの人民軍を歌いましょう 日本語訳

戦士たちが来るんだって
うちの村に来るんだって
鉄壁の前線の便りを
土産に来るんだって
夜なべして作った贈り物もいいけれど
娘たちの歌の贈り物はもっといい
ああ 伽耶琴にのせて
われらの人民軍を歌いましょう 
歌いましょう 

戦士たちが来るんだって
うちの村に来るんだって
花咲く農場の便りを
聴きに来るんだって
機械化で豊作になった話もいいけれど
百発百中の名射手になった話はもっといい
ああ われらも一当百
敵が襲いかかればわれらも戦士
われらも戦士

■歌詞について
朝鮮歌謡大全集』目次の映画音楽の部分をコピーしていなかったため、創作年度は確認できません。ただ、「機械化で豊作になった」という歌詞から推測するに1960年代ではないかという気がします。

「一当百」というのは「一騎当千」と同じような意味で、朝鮮軍歌には頻出の表現です。


■mp3
普天堡電子楽団/李粉姫による音源が「朝鮮音楽」のミラーにあります。u18.mp3がそれです。

また、こちらにて別バージョンが聴けます。

いずれの音源でも2番のあとに1番を繰り返しています。


■動画


2011年10月9日日曜日

目録を作りました

「朝鮮労働党万歳!」も創設から5年半が経ちました。これまでずっとブログ形式でやってきたわけですが、更新が楽である反面、一覧性の欠如という宿弊を抱えていました。つまり、以前に訳した曲をブログ内から探すのがとても面倒で、結局Googleで検索したほうが早いという有り様なのです。

そこで、もうお気づきかもしれませんが、このたび目録を作りました。これまでに掲載した曲へのリンクをまとめ、朝鮮語のカナダラ順に並べたものです(配列は当然、南朝鮮式ではなく共和国式)。お役立ていただければ幸いに存じます。



2012年、朝鮮民主主義人民共和国は強盛大国の大門を開くわけですが、「朝鮮労働党万歳!」もこの目録の完成によって強盛大国の大門を開く準備をが整いつつあります!目録を作ってみて初めてわかったのですが、ブログ開設以来、今日までに訳した曲は111曲になるようです。2012年4月には何曲になってるかな。

2011年10月8日土曜日

武装で仕えよう、われらの最高司令官

4年前に訳した「武装で仕えよう、我らの最高司令官」(1992年創作)を改訳しました。
武装で仕えよう、われらの最高司令官 日本語訳

いつも親近なわれらの霊将
陣頭に高く戴いた
戦士らみな感激にあふれ
慕う心を固める
一歩一歩従おう 親愛なる金正日同志
武装で仕えよう われらの最高司令官

戦士たちを一番に愛されて
偉勲を輝かさせてくださる
叡智の光で将来を照らして
われらの勝利がある
一歩一歩従おう 親愛なる金正日同志
武装で仕えよう われらの最高司令官

あの方がわらを導かれるから
心強いのだ
下される命令を高く仰ぎ
チュチェの偉業を轟かそう
一歩一歩従おう 親愛なる金正日同志
武装で仕えよう われらの最高司令官


やっぱり日本語にしづらい歌詞ですね、これ。




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2007/01/14 初投稿(旧ブログ)
2011/10/08 改訳

2011年10月3日月曜日

繁栄あれ労働党時代



党創建記念日も近づいてまいりました。人民芸術家リ・ジョンオ同志の作曲による「繁栄あれ労働党時代」(1996年創作)です。

繁栄あれ労働党時代 歌詞日本語訳

日の昇る朝のように 希望に満ちた時代
花咲く春の日のように 麗らかな時代
将軍様の陽光の下に 楽園が花開いて
睦まじい大家庭には 福が溢れる
輝け労働党時代 太陽が燦爛たる時代
永遠に繁栄あれ

黄金の秋のように 豊かな時代
創造の果実が 実る時代
チュチェの成功の塔が 高く聳え立ち
富強なる社会主義の 威容を轟かす
輝け労働党時代 太陽が燦爛たる時代
永遠に繁栄あれ

半万年に初めて見る 隆盛の時代
歴史に誇り高い 栄光の時代
党の嚮導に従い 新しい世紀へ
より良い我らの未来を 近づけてゆく
輝け労働党時代 太陽が燦爛たる時代
永遠に繁栄あれ

繁栄あれ

この歌は3年前に初めて訳し、このたび改訳しました。当初は題を「栄えあれ労働党時代」としていましたが、考えてみれば「繁栄あれ労働党時代」のほうが日本語として自然で、かつ原題にも近いので、今回はそうしました。





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2008/05/17 初投稿(旧ブログ)
2011/10/03 改訳

われらの衛星が天空に浮かびました



リ・ジョンオ作曲「われらの衛星が天空に浮かびました」(1999年創作)です。もともとこの投稿は2009年4月の人工衛星「光明星2号」打ち上げ成功を記念して作成したのですが、そのときは歌詞日本語訳を掲載していなかったので、このたび訳を作りました。

われらの衛星が天空に浮かびました 歌詞日本語訳

われらの衛星が天空に浮かびました
宇宙の星の国が われらの世界になりました
光明星輝く あの青い空
昼にも夜にも 仰ぎ見ます
オルシグナ チョルシグナ
この慶事は 誰のおかげでしょうか
将軍様に感謝を捧げよう 深くお礼をしよう

会えばわれらの衛星の話題
集まれば光明星の稀代の伝説
かきわけてきた吹雪に後悔はなく
駆け抜けた行軍の道は誇らしいのです
オルシグナ チョルシグナ
この慶事は 誰のおかげでしょうか
将軍様に感謝を捧げよう 深くお礼をしよう

天空に届きました われらの力が
宇宙に届きました われらの矜恃
あの星にわが国がまばゆく輝き
あの星に明るい未来が込められています
オルシグナ チョルシグナ
この慶事は 誰のおかげでしょうか
将軍様に感謝を捧げよう 深くお礼をしよう




■解説
この歌にいう「光明星」とは1998年に打ち上げられたとされる「光明星1号」のことでしょう。

「オルシグナ チョルシグナ」は掛け声なので、そのまま片仮名にしました。

なかなか良い歌詞です。はやぶさ帰還のときの日本もこんな雰囲気でしたね。


■mp3
  • われらの衛星が天空に浮かびました - mediafire
    歌、金貞女。普天堡電子楽団第121集 リ・ジョンオ作曲集6より



■動画

2011年9月25日日曜日

革命歌

今日は光復前の革命歌であるその名も「革命歌」を訳しました。
革命歌 歌詞日本語訳

われらは世界に燃える炎
鉄鎖を砕く鎚
希望の道標は赤旗
叫ぶスローガンは闘争のみ
飢えの叫びに声を枯らさん
われらの血を絞りだすやつらめ
猛烈なる最後の闘争で
われらの隊伍は百倍に

敵はいまだあがいている
されど弔鐘は鳴れり
暴悪なる敵どもに
われらは容赦しまい
飢えの叫びに声を枯らさん
われらの血を絞りだすやつらめ
猛烈なる最後の闘争で
われらの隊伍は百倍に

武器をとれ 抑圧された者たちよ
鎖を脱げ 奴隷とされた者たちよ
われらの前にあるは希望のみ
進め 前へ 前へ
飢えの叫びに声を枯らさん
われらの血を絞りだすやつらめ
猛烈なる最後の闘争で
われらの隊伍は百倍に

この歌はおそらく、フランスの革命歌「ラ・マルセイエーズ」の影響を受けてつくられたものでしょう。曲も少し似ていますし、冒頭の歌詞なんかいまのリンク先に載っている小野宮吉の訳詞にそっくりです。「赤旗歌」のように日本経由で朝鮮に入ったのかもしれません。



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2011/09/26 「ラ・マルセイエーズ」のリンクを西洋軍歌蒐集館様に変更

2011年9月18日日曜日

金日成社会主義青年同盟歌

1998年創作「金日成社会主義青年同盟歌」です。
金日成社会主義青年同盟歌 歌詞日本語訳

首領様の革命偉業 代を継いでゆく
われら青年たちは 革命の継承者
赤旗翻し 力強く進む
金日成社会主義青年同盟

労働党のまわりに 団結して進む
われら青年たちは 党の後備部隊
赤旗翻し 力強く進む
金日成社会主義青年同盟

わが祖国の富強を 成し遂げて進む
われら青年たちは 未来の主人
赤旗翻し 力強く進む
金日成社会主義青年同盟

ううん、曲も歌詞もさほど印象的ではありませんね。

2011年9月17日土曜日

2011年9月8日木曜日

レインボー通商(高知)を訪問しました!

重要:本記事の掲載後、レインボー通商は高知県内の別の場所へ移転しました。詳しくは同社ホームページをご確認ください。

レインボー通商が神保町から完全に撤退したのは、記憶が正しければ2009年の夏前だったでしょうか。あれから2年が経ちますが、高知の新店舗についての情報は、いまだネット上ではほとんど見かけません。なので、高知ではどんな感じでやっているのか、そして宮川さんはお元気なのか、常々気になっておりました。

それが先日、ついに念願の高知を訪れる機会がやってきました。友人と旅行で四国4県をまわり、その最後を高知で締めるプランを組んだのです。

いよいよ当日。昼前にJR高知駅に降り立ちました。レインボー通商の位置は、この地図に示したとおりです。↓


より大きな地図で レインボー通商 を表示

高知駅から1kmほど、はりまや橋のすぐ近くです。最初は勝手がわからなかったので高知駅から路面電車ではりまや橋まで行きましたが、あとで歩いてみたら容易に歩ける距離でした。

路面電車を降りて、いよいよ現地へ向かいます。お店は郵便局(高知南はりまや町局)のすぐ隣なので、それを目印にしながら地図を見ていたら、難なくたどり着くことが出来ました。



店構えはこんな感じです。写真をクリックして拡大していただければわかりますが、扉に「レインボー通商」と書いた表札が貼ってあります。しかし、それ以外にここがレインボー通商であることを示すものはありません。実はこの写真はお店を出たたあとに撮影したので、カーテンが開いていますが、来たときは完全に閉まっていました(商品を日焼けから守るにはそうせざるを得ないのでしょう)。カーテンに遮られて中の様子がわからず、勝手に入って良いのか自信がなかったので、とりあえずノックしてみました。すると、中から人の声が聞こえたような気がしたので、恐る恐る引き戸を開けました。



そこは紛れもなく、夢にまでみたレインボー通商でした。手前に本棚がいくつかあり、そこに入りきらない商品が段ボール箱で無造作に積まれています。広さは神保町時代の3分の1ほどでしょうか。

店に入ったとき宮川社長は電話の最中でしたが、やがて電話が終わると立ち上がり、われわれを歓迎してくださいました。



宮川さんいわく、高知には研究者も愛好家もいなくて、お客さんは県外から来る人ばかりだという。前日にも名古屋から1人来たのだとか。

話もほどほどに、商品の物色に取りかかる。旅行中とあって荷物は増やしたくなかったし、懐にもそんなに余裕がなかったので、せいぜいCDを1枚ぐらい買って出てくるつもりでいました。しかし、レインボー通商の魔力に抗うことはできませんでした。



結局、この日に買った商品はこの4つ。

  • 金正日選集第13巻(2100円) - 荷物は増やしたくないと言いつつ、こんな分厚い本を買ってしまいました。しかも金正日選集なら白山の某書店でも買えるし…。でも、「民族音楽を現代的美感にあわせて発展させるために」をはじめとしておもしろそうな論文が目白押しだったので、思わず購入。

  • 革命歌謡集(800円) - CDを漁っていたところ、朝鮮音楽好きだと見抜かれたようで、宮川さんからこの本を渡された。新しく入荷した商品だという。解放前の革命歌謡を83曲掲載しており、貴重な資料だ。

  • 普天堡電子楽団第167集 牡丹峰音楽5(2900円) - 「間三峰に響いたアリラン」に惹かれて購入。

  • 朝鮮民歌(1000円) - 中国のCD。「花売る乙女」「看護員の歌」などお馴染みの朝鮮歌謡15曲が中国語で収録されている。中国のCDといえば、ネットでmp3を拾ってきて寄せ集めたようなやつばかりなのかと思っていたら、このCDはすべて独自音源のようだ。歌唱も伴奏も真面目に作られている。これで1000円はかなり安い。こういった思わぬ商品に出会えるのも、白山にはないレインボー通商の良さだ。


以上、レインボー通商訪問の報告でした。正直、四国に住んでいない限り気軽には行けませんが、それでもレインボー通商にはレインボー通商にしかない魅力があると思いますので、みなさんもぜひ訪問してください。

2011年8月16日火曜日

誇りに満ちた海路

暑いので、さわやかな歌を。「誇りに満ちた海路」。キム・ボギュン作曲、チュ・ジェウク作詞、1955年創作(1995年の間違いではありません)。
誇りに満ちた海路 歌詞日本語訳

雲わく海を 船たちが走る
魚群うずまく 蒼茫たる海を
走れよ走れ 走れよ走れ 蒼波を切って
朝焼けに照らされたマストに 旗をなびかせて
ああ 歌にあふれる すがすがしい海の路は
われらの幸せを 縫いとってゆく路

霧が立つ入り江を 船たちが走る
カモメ飛び交う 優しい入り江を
走れよ走れ 走れよ走れ 海風を切って
陽射しに照らされたマストに 大漁旗なびかせて
ああ 歌にあふれる すがすがしい海の路は
われらの幸せを 縫いとってゆく路

ご覧のとおり、歌詞には政治や思想に関係する言及が全くありません。1955年にはこういう歌がまだあったんですね。

「われらの幸せを 縫いとってゆく路」というのは、蒼い海に描かれる白い船跡を刺繍に見立てた表現かもしれません。

mp3もあります。

  • 誇りに満ちた海路 - mediafire
    普天堡電子楽団第89集より。歌は金光淑、李粉姫。編曲は人民芸術家チョン・グォン。1955年の歌をここまで新鮮に「再形象」したのはすごいと思う。


2011年8月13日土曜日

社会主義はわれらのもの (사회주의는 우리거야)

社会主義はわれらのもの」(《사회주의는 우리 거야》)。リュ・ヨンナム作詞作曲、1992年創作。
社会主義はわれらのもの 歌詞日本語訳

自ら決めた道を われらはまっすぐゆく
ほかの人々が捨てても われらは捨てない
社会主義はわれらのもの
社会主義はわれらのもの
わが党が赤旗で守ってくれる
社会主義はわれらのもの

他人のやり方 他人のホラに われらは従わず
風が吹こうと われらは揺るがない
社会主義はわれらのもの
社会主義はわれらのもの
わが党が赤旗で守ってくれる
社会主義はわれらのもの

人民が 選択した 社会主義は
誰もが 暮らしよい 楽園なのさ
社会主義はわれらのもの
社会主義はわれらのもの
わが党が赤旗で守ってくれる
社会主義はわれらのもの

日本語訳だとわかりにくいのですが、「わが党が赤旗で守ってくれる」は次の行の「社会主義」を修飾していて、「わが党が赤旗で守ってくれる社会主義はわれらのもの」という一文になります。

この歌は、歌詞の内容や1992年という時代背景からも明らかなように、ソ連、東欧、中国などで連鎖的に起こった社会主義を「捨てる」動きに対応して作られた歌です。同種の歌としてはほかに、1991年の「社会主義を守ろう」が有名です。

「社会主義はわれらのもの」では「ほかの人々」が社会主義を捨てていることを明言している点、このテーマについて「社会主義を守ろう」よりも単刀直入に述べていると言えるかもしれません。しかし気になるのは、「社会主義を守ろう」では「人民大衆中心の我々式社会主義」に言及して《彼らの社会主義》と《われらの社会主義》が別のものであることを示唆しているのに対し、 「社会主義はわれらのもの」では《彼らの社会主義》と《われらの社会主義》が同じものであるかのように扱われていることです。なにしろ、ソ連のペレストロイカや中国の改革・開放を目の当たりにした共和国は、《彼ら》が社会主義を捨てようとしている気配を感じ、1980年後半には既に《彼らの社会主義》と《われらの社会主義》を区別する理論を完成させていました(c.f. 金正日「チュチェ思想教育における若干の問題について」1986年7月15日〈いわゆる7・15談話〉)。なので、この歌には「あれ?」という気がしないでもないです。


2011年8月4日木曜日

輝く祖国

李冕相(リ・ミョンサン)の代表作のひとつであり、共和国の国歌の候補だった「輝く祖国」です。
輝く祖国 歌詞日本語訳

半万年の悠久なる歴史
文化も輝きて
首領様の革命精神
あめつちにみなぎる
創造と労働に
血をたぎらす人民よ
燦爛たる人民祖国
とわに讃えん
朝鮮よ 朝鮮よ
永遠無窮 万々歳

三千里の錦繍江山
資源もあふれ
建設に燃やす意志
世界に轟きわたる
自由と幸福に
はばたく人民よ
富強なる民主朝鮮
とわに輝かさん
朝鮮よ 朝鮮よ
永遠無窮 万々歳

■ 解説
日本支配下のソウルで商業作曲家として活動していた李冕相は、1944年に故郷の咸鏡南道へ帰り、その地で第二次世界大戦の終結とソ連軍の進駐を迎えた。1945年8月26日、ソ連軍は38度線を封鎖し、南北朝鮮の往来は制限されることとなった。同年10月28日、金日成を委員長とする北朝鮮臨時人民委員会が発足。北朝鮮単独政権樹立への動きが加速していった。この時点ですでに、李冕相は朝鮮半島の北半分を代表する作曲家だった。

1947年、北朝鮮当局は愛国歌を制定すべく、作品を公募した。最終審査に残った2曲は、金元均(キム・ウォンギュン)の作品と、そして李冕相の作品だった。金日成の臨席のもと、最終試聴会が執り行われ、金日成は金元均のほうに軍配を上げたのである。かくして金元均の作品は愛国歌に制定され、1948年9月9日の朝鮮民主主人民共和国建国にともなって同国の国歌になった。現在、同曲はそのまま「愛国歌(애국가)」という曲名で知られている。(このへんの話の出典はこれ。リンク切れしているのでGoogleのキャッシュだが。)

一方、李冕相の作品は「輝く祖国」と名付けられた。「愛国歌」に次ぐ位置づけの歌とされ、「愛国歌」とともに国家の重要な行事などで演奏されるようになった。現在、朝鮮中央テレビでは毎日、オープニング(放送開始)に際して「愛国歌」が放送され、それに対応するかたちでクロージング(放送終了)では「輝く祖国」が放送される。こうした関係からも、「輝く祖国」の儀礼的な位置づけが建国以来揺らいでいないことがうかがえる。

なお、いつの時点で「愛国歌」「輝く祖国」に歌詞がつけられたかは不明だが、両曲とも作詞は詩人・朴世永による。歌詞のうち「首領様の革命精神」というくだりは、後年に差し替えられたものだろう。


■ 訳について
받들다 に「讃える」という訳を充てるという初めての試みをしてみた。意味としては「仰ぐ」が正確だが、それだとあまり自然な日本語にならないので。


■ mp3
  • 輝く祖国 - Mediafire
    朝鮮のうた第43集《李冕相作曲集1》より


■ 動画


↑合唱



↑朝鮮中央テレビクロージング(現行版)



↑朝鮮中央テレビクロージング(旧版)

2011年7月27日水曜日

進軍また進軍

今日は7月27日、祖国解放戦争勝利記念日です。というわけで戦時歌謡「進軍また進軍」(1950年創作)を訳しました。
進軍また進軍 歌詞日本語訳

進軍だ 進軍だ 前へ進軍また進軍
仇敵米帝 打ち倒し 勇敢に進んでゆく
わが祖国を侵犯するやつらを許すものか
愛するこの地を踏みにじる敵を
復讐の銃を高く掲げ 蹴散らして進む

進撃だ 進撃だ 前へ進撃また進撃
南の地を解放すべく 疾風のごとく進んでゆく
祖国の統一のため 繁栄のため
この地から怨讐米帝を一掃しよう
首領様の命令に従い 決死の戦いへ進む





↑普天堡電子楽団の「戦時歌謡連曲」。Uriminzokkiriに上がってたのでYoutubeに移しておきました。これの5:40から「進軍また進軍」。

2011年7月25日月曜日

選挙の歌

24日に共和国で地方選挙がありました。というわけで「選挙の歌」。
選挙の歌 歌詞日本語訳

社会主義の我が祖国 陽射し明るい山河に
めでたい選挙の歌があふれる
我らの革命主権 盤石に固めて
人民の我が国 とわに輝かそう
輝かそう

首領様が築いてくださった 人民主権の懐に
千万年 享受してゆく 幸福がある
我らの革命主権 盤石に固めて
チュチェの我が国 とわに輝かそう
輝かそう

将軍様を仰いで 強盛大国の三千里
世界が羨むよう 立派に築こう
我らの革命主権 盤石に固めて
太陽の我が国 とわに輝かそう
輝かそう






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2011/07/27 歌詞の間違いを修正しました。ご指摘ありがとうございました。

2011年7月19日火曜日

2011年7月13日水曜日

我が国は永遠なる首領様の国

さっき朝鮮中央テレビで流れていた「我が国は永遠なる首領様の国」です。
我が国は永遠なる首領様の国 歌詞日本語訳

我らが生まれ育ったこの山河には
万景台の故郷の家がある
その懐で育った我々の胸には
首領様の肖像が輝く
我らは幸福な首領様の人民
我が国は永遠なる首領様の国

白頭の精神が息づかいにあふれ
人民は知恵がある
チュチェの信念を意志として轟かし
祖国は不敗だ
我らは幸福な首領様の人民
我が国は永遠なる首領様の国

首領様を永遠に高く仰ぎ
将軍様を信じて従わん
国も人民もその名によって
万代 とわに輝かん
我らは幸福な首領様の人民
我が国は永遠なる首領様の国

2011年7月3日日曜日

学ぼう (배우자)

ファン・ジニョン作曲の「学ぼう」という曲をYouTubeで聴いて気に入ったので訳してみました。
学ぼう 歌詞日本語訳

時間は休みなく流れるよ
だから振り返ることなく
お金のように貴重な一分一秒を
大事にしていきましょう
学ぼう 学ぼう 祖国のため
学ぼう 学ぼう 明日のため
我々のやり方で 楽園を築こう

わかることが 宝であって 力なのさ
だから情熱をすべて捧げて
我らの科学と技術を
花開かせていきましょう
学ぼう 学ぼう 祖国のため
学ぼう 学ぼう 明日のため
我々のやり方で 楽園を築こう

限りなく大事な祖国も
きみとぼくの幸福も
熱心に学んで知れば
光り輝くでしょう
学ぼう 学ぼう 祖国のため
学ぼう 学ぼう 明日のため
我々のやり方で 楽園を築こう




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2011/12/10 修正

2011年6月21日火曜日

李冕相(リ・ミョンサン)作曲集

1989年2月16日に平壌で発行された『리면상작곡집』(李冕相作曲集)の全掲載曲名と創作年度を書き出してみました。
李冕相の作品は解放前のものも含めると700曲にのぼるらしいので、同書に掲載されているのはその1割程度ということになりますが、それでも作曲家・李冕相の足跡をたどるうえで極めて有用な資料だと思います。
なお、このリストは創作年度順に並べてかえてあるので、実際に同書に掲載されている順序とは異なります。また、日本語訳は私が付けたものです(なので間違っているかもしれません)。

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曲名曲名(日本語訳)創作年度

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우리의 동해는 좋기도 하지我らの東海のなんとよいことか조선민요

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뻐국새かっこう조선민요

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소년단행진곡少年団行進曲1946

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빛나는 조국輝く祖国1947

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산업건국의 노래産業建国の歌1947

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승리의 5월勝利の5月1947

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승리의 거류勝利の巨流1947

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새 봄의 노래新しい春の歌1948

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산으로 바다로 가자山へ海へ行こう1948

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비료달구지肥料の牛車1948

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졸업식가卒業式の歌1948

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조국보위 노래祖国保衛の歌1950

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문경고개聞慶峠1950

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어머니의 노래母の歌1951

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전사와 처녀戦士と娘1951

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내 고향의 정든 집我が故郷の懐かしい家1952

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봄노래春の歌1952

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압록강 2천리鴨緑江2千里1952

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물레야 동무야糸車よ、友よ1952

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세 동서3人の相嫁1952

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보병행진곡歩兵行進曲1952

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청년유격대青年遊撃隊1953

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철원령고개鉄原嶺峠1953

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갈매기かもめ1953

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전투의 기발이 앞에 날린다戦闘の旗が前に翻る1953

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우리는 승리했네我らは勝利した1953

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일잘하는 복구대仕事上手な復旧隊1953

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어뢰정의 노래魚雷艇の歌1954

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바다의 안해海の女房1954

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돌아오는 길帰り道1954

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대동강大同江1954

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벌판에서原野で1954

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조국이여 영광 있으라祖国よ栄光あれ1954

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벼낟가리稲叢1954

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노래하자 대동강歌おう大同江1954

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영광의 땅 보천보栄光の地、普天堡1955

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나의 수도여我が首都よ1955

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민청원의 노래民青員の歌1955

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종갈새야 너도 노래불러라ヒバリよ、君も歌え1955

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색동저고리セクトンチョゴリ1955

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우리는 조선인민군我らは朝鮮人民軍1956

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통일의 기치높이 앞우로統一の旗幟高く前へ1956

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옥분이의 신랑감オクプンの花婿候補1957

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에헤루 상사디야エヘルサンサディヤ1957

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가야금이 울리네カヤグムが鳴る1962

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금수강산錦繍江山1962

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천리마의 노래千里馬の歌1963

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동해의 달밤東海の月夜1963

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어머니당이여母なる党よ1964

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우리 자랑 이만저만 아니라오我らの誇り、限りなし1964

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겨레여 뭉쳐 나가자民族よ、団結して進もう1964

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눈이 내린다雪が降る1965

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농업근로자행진곡農業勤労者行進曲1965

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인민은 노래 드리네人民は歌を捧げる1967

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혁명의 승리가 보인다革命の勝利が見える1968

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오늘은 기쁜 명전 4월 15일今日は喜びの名節4月15日1968

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자랑많은 백두산誇り高い白頭山1968

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아 수령님 품이여ああ、首領様の懐よ1969

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끝없는 이 행복 노래부루네限りないこの幸福を歌う1969

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금강산의 붐金剛山の春1969

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북쪽하늘 우러러北方の空を仰いで1969

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민족해방 민주주의 혁명을 완수하자民族解放民主主義革命を完遂しよう1969

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김일성원수님 초상화金日成元帥様の肖像画1969

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김일성원수님 만수무강하세요金日成元帥様、万寿無彊で1972

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우리의 아버지 김일성원수님 만세我らの父なる金日成元帥様万歳1972

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김일선 원수님 만세金日成元帥様万歳1974

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우리들의 붉은마음 하나입니다我らの真心はひとつです1975

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유격대 군복감을 어서 짜세나遊撃隊の軍服の生地を早く織ろう1978

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은혜로운 사랑의 품ありがたい愛の懐1984

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당은 내 삶의 어머니党は我が生の母1986


このリストを眺めて思ったことを書き散らしてみると…

  • 唯一思想体系確立(すなわち金日成の神格化)の動きが始まったのが1967年。李冕相はその頃になって急に金日成を主題とするような歌を作曲しだしていて、それ以前は金日成を主題としていると思われる歌がない。もちろん、このリストに載っていないだけで実際には存在したのかも知れませんが、共和国が「李冕相の主要作品70曲」と判断した曲のなかには少なくとも無いということ。
  • 李冕相が何らかの信念をもって1967年まで粘ったということか?
  • 1967年までは芸術家が金日成の神格化に積極的に協力しないことも許されたといことか?
  • 金元均が1946年に「金日成将軍の歌」を作曲したのとは対照的である。
  • 李冕相は金元均より9歳年上で、歌劇「紅楼夢」の作曲を担当したり血の海式歌劇の確立にも関与したりと、活動の幅・質・量ともに李冕相のほうが優っているように思う。なのに、なにかと金元均のほうが厚遇されている印象がある(たとえば、金元均は労力英雄の称号を受称しているが、李冕相はしていない)。これは、共和国の認識として、李冕相の全作品が束になっても金元均の「金日成将軍の歌」と「愛国歌」には勝てない——というのももちろん原因としてあるだろう。だが、それだけではなく、李冕相自身が金日成の神格化に(1967年までは)あまり協力的ではなかったという理由もあったのではないか?


こんなところでしょうか。非常に雑然としていて申し訳ないです。適当な推測なので信用しないでください。


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2011/06/22 14:55 修正

『カラスよ屍を見て啼くな:朝鮮の人民解放歌謡』(山根俊郎著、長征社、1990年)によれば、李冕相は1959年以前に労力英雄称号を受称していたようです。
『朝鮮歌謡大全集』には、金元均は労力英雄と書いてあって、李冕相についてはそうと書かれていなかったので、てっきり李冕相は英雄称号をもらっていなかったのかと思っていました。
なので修正。


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2011/06/24 4:51 修正

たびたびすみません。同書を再確認したところ、「労力英雄」ではなく「労力勲章」でした。やっぱり英雄称号は受称していないのか?

2011年6月15日水曜日

渾然一体

渾然一体」(1994年創作、リ・グァンオ作曲)です。
渾然一体 歌詞日本語訳

ああ 渾然一体 渾然一体
永遠に

我らの胸に流れる赤い血は
父なるあの方が抱かせてくれたもの
首領と戦士は渾然一体
首領と戦士は渾然一体
ああ チュチェのひとつの血筋で 息をあわせる

あの方は自分のことのように我らを信じてくださり
我らは心臓のようにあの方のことだけを信じる
首領と戦士は渾然一体
首領と戦士は渾然一体
ああ ひとつの運命で 生死を共にする

金正日将軍様と我らは一体となって
狂風も打ち払って勝利を轟かす
首領と戦士は渾然一体
首領と戦士は渾然一体
ああ 地球が砕けても割ることはできまい

ううん、我ながらイマイチな訳だ。冗長な部分が多い。まあいいや。

2011年6月11日土曜日

勝利の祝杯

リ・ジョンオ作曲「勝利の祝杯」。
勝利の祝杯 歌詞日本語訳

友よ 祝杯をあげよう 勝利の祝杯をあげよう
我らは心と意志をひとつに 赤旗を守った
祝杯 勝利の祝杯 祝杯 喜びの祝杯
偉大な人民のために 祝杯をあげよう

友よ 祝杯をあげよう 栄光の祝杯をあげよう
我らは心と意志をひとつに 祖国を守った
祝杯 勝利の祝杯 祝杯 喜びの祝杯
不敗の祖国のために 祝杯をあげよう

友よ 祝杯をあげよう 誓いの祝杯をあげよう
我らは永遠に 党に従って戦い勝とう
祝杯 勝利の祝杯 祝杯 喜びの祝杯
嚮導の党のために 祝杯をあげよう





この曲は紛れもなく「勝利の祝杯」なのですが、画面音楽のタイトルは「祝杯をあげよう」。同じくリ・ジョンオ作曲の「祝杯をあげよう」っていう別の歌があるんですけどね…

2011年6月9日木曜日

生とは何か

映画「民族と運命」の挿入歌「生とは何か」です。この歌にはこれまであまり注目していなかったのですが、実はチュチェ思想の人生観をストレートに表現した、なかなか味のある歌だということが分かったので、訳してみました。
生とは何か 歌詞日本語訳

生とは何か 誰かが問えば
私は答えるだろう
最期の瞬間に振り返るとき
笑って追憶する日々のことだと

小川の水が集まって大河を成すように
日々が集まって生を成すだろう
その生が短くとも誰が咎めようか
永生は時間と無縁なのだから

生とは何か 誰かが問えば
私は答えるだろう
歳月が過ぎても忘れられない
祖国に捧げたあの時だと

静かな朝に露が消えるように
人生を終えるとしても
母なる祖国は忘れない
君の名と 歩んできた道を

「永生」とは「永遠なる生命」、すなわち「社会的政治的生命」のことを指しているのでしょう。チュチェ思想においては「両親が与えてくれる肉体的生命には限りがあるが、首領が与えてくれる社会的政治的生命は不滅である。肉体的生命は社会的政治的生命を輝かすために存在するものである」と捉えられています。





2011年6月6日月曜日

僕らはちびっ子偵察兵

アニメ「タラムとコスムドチ(リスとハリネズミ)」の主題歌「僕らはちびっ子偵察兵」を訳しました。
僕らはちびっ子偵察兵 歌詞日本語訳

冷たい露がおりる 深い夜に
愛する丘のため
敵の巣窟を 探してまわる
僕らは少年偵察兵

すさぶ嵐が 行く手を阻んでも
知恵と勇気を振り絞って
千百倍の敵に 復讐を果たそう
きっと復讐を果たそう

喜びも 試練も 分かち合い
奸悪な敵を打ち砕いて
勝利のその日にまた会おう
みんなでまた会おう

アニメ「タラムとコスムドチ(リスとハリネズミ)」についてはここここに詳しく書かれています。

リンク先の説明を見ていただければわかりますが、「僕らはちびっ子偵察兵」の歌詞中の「丘」というのは、彼らが住んでいる「花の丘 (꼿동산, コットンサン)」という村のことです。

ちなみに「タラムとコスムドチ」はYouTubeにかなりあります



↑この画面音楽では歌詞の「丘」が「故郷」になっている。

2011年6月4日土曜日

朝鮮音楽CD目録

数年前にも紹介しましたが、かつてコリア・ブックセンターでは『朝鮮音楽CD目録』というカタログが無料で配布されていました。2001年の時点で発売されていたCDの曲目が網羅されており(ただし功勲国家合唱団は無い)、大変便利なのですが、2006年頃を最後に尽きてしまったようで、その後見かけることはありませんでした。

その『朝鮮音楽CD目録』を、私は幸運にも3冊確保してありました(まあ、私のような悪い客がいるから無くなるんですよね)。1冊は日常使用しているためボロボロなのですが、2冊は新品のまま保管してあったので、そのうち1冊を裁断してドキュメントスキャナにかけました。

そのファイルがこれです。

PDFでGoogleドキュメントにアップロードしてあります。約100ページ、20MB。
「ファイル→元のファイルをダウンロード」からダウンロードもできるはず。

というわけで、皆様のお役に立てば幸いです。ぜひCD買ってあげてください。





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2014/11/18 リンクを差し替え

南朝鮮軍歌「本物の男」

たまには南朝鮮軍歌でも訳してみようかと。「本物の男」という歌です。この歌を大久保の南朝鮮式カラオケ店でこの歌を歌ったのですが、かなり歌いやすかったです。歌詞も覚えやすいし。
本物の男 歌詞日本語訳

男と 生まれて なすべきことは多いが
お前と俺は 国を守る 栄光に生きた
戦闘と 戦闘のなかで 結ばれた戦友なのだ
山の峰に 日が昇り 日が落ちるとき
父母兄弟は 俺を信じて 枕を高くする

口先だけ 大きいことを言うのが 男だろうか
お前と俺は 民族を守る 決心に生きた
訓練と 訓練のなかで 結ばれた戦友なのだ
国軍勇士の 誇りを 胸に抱き
ふるさとに 帰るときは 郷土の勇士だ

上辺だけ 威張るのが 男だろうか
お前と俺は 本物の男の 名誉に生きた
かっこいい 軍服を着て 休暇に行った戦友なのだ
新しい 国を築く 兄弟たちに
新しくなった 俺たちの暮らしを 知らせて来るぞ

사나이라드냐」は普通「-이더냐」って書くアレだと思うんですけど、違ったらすみません、文法力が無いとこういうとき辛い…

농군」は漢字では「農軍」と書き、本来は「農民」の意味ですが、ここでは「郷土」と訳しました。こういう歌詞があるってことは、韓国が工業化される前の歌なのかなー。






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2011/07/19 訳を少し修正

2011年5月31日火曜日

朝鮮の姿

オム・ハジン作曲「朝鮮の姿」。力強い歌です。
朝鮮の姿 歌詞日本語訳

花の海のようにそよめく ひとつの心
たいまつとなって燃える ひとつの信念
一心団結は我らの姿 一心団結は朝鮮の姿
党に従うただ一筋へ ああ永遠に

千万の人々が口にするのは 同じ言葉
千万の隊伍が歩いても 同じ足取り
一心団結は我らの姿 一心団結は朝鮮の姿
党に従うただ一筋へ ああ永遠に

すさぶ嵐が吹きまいても びくともせず
世代が移っても 変わることはない
一心団結は我らの姿 一心団結は朝鮮の姿
党に従うただ一筋へ ああ永遠に


2011年5月28日土曜日

交響連曲「党に捧げる歌」

「交響連曲『党に捧げる歌』に入ってる曲名を教えてもらえませんか?」というコメントをいただいたので、やってみました。いくつか分からないのがありました。ご存じの方がいましたら教えてください。

0:04 この世に羨むものはない (세상에 부럼없어라)
0:22 不明
1:20 同志愛の歌 (동지애의 노래)
2:05 首領様に従い千万里、党に従い千万里 (수령님을 따라 천만리 당을 따라 천만리)
3:48 不明
5:08 不明
6:20 この世に羨むものはない (세상에 부럼없어라)
7:48 我が生が花開くところ (내 삶이 꽃펴난 곳)
8:45 母なる我が党が望むなら (어머니 우리당이 바란다면)
9:35 青年たちよ、仰ごう我が党を (청춘들아 받들자 우리 당을)
10:20 栄えあれ、労働党時代 (번영하여라 로동당시대)
10:32 突破せよ、最先端を (돌파하라 최첨단을)
10:53 代を継いで忠誠を尽くします (대를 이어 충성을 다하렵니다)
12:03 足取り (발걸음)
12:50 不明
15:21 この世に羨むものはない (세상에 부럼없어라)




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2011/05/30 加筆

コメント欄にて次のような情報をいただきました。
綾羅888 さんのコメント...

交響連曲「党に捧げる歌」については、朝鮮中央テレビで今年2月18日(4月4日に再放送)に解説番組が放映されており、以下で視聴できます。
http://www.tudou.com/programs/view/poi9rd5riJg/上の動画の6分10秒あたりから、このメドレーの序奏、基本部分、終結部にそれぞれ用いられている曲目の一覧が画面に表示されます。しかし、基本部分にあるはずの「パルコルム」だけは表示がありません。

「私設朝鮮民主主義人民共和国研究室」掲示板や2ちゃんねるの朝鮮音楽スレで話題になっていますが、今年39歳の人民俳優・全恵英の激変ぶりは衝撃的ですね(イメルダ夫人とまで書かれてしまっていますし・・・)。


なるほど、解説番組があったんですね。

では、同番組に出てくる曲目一覧を紹介します。


<序奏>


この世に羨むものはない
百戦百勝朝鮮労働党
労働党は我らの嚮導者
忠誠の一筋でゆこう


<基本部>


・同志愛の歌
・首領様に従い千万里、党に従い千万里
・母なる党よ
・母なる党の懐
・この世に羨むものはない
・我が生が花開くところ
・母なる我が党が望むなら
・青年たちよ、仰ごう我が党を
・栄えあれ、労働党時代
・突破せよ、最先端を
・変わりゆく我が国
・労働党は我らの嚮導者
・代を継いで忠誠を尽くします
・永遠に一筋に行こう
・栄光を捧げよう、偉大な我が党に


綾羅888様も指摘されているように、本来あるはずの「足取り(パルコルム)」が、このリストからは抜けています。


<終結部>


・この世に羨むものはない
・母なる党よ
・百戦百勝朝鮮労働党


YouTube Uriminzokkiri 新着チェック

UriminzokkiriがYouTubeにアップした動画のうち、ここ1ヶ月ぐらいで気になったものを紹介します。


復旧建設の歌(1953年創作)。初めて聴く歌だけどいいねぇ。作曲者が誰なのか気になるなぁ。こんど『朝鮮歌謡大全集』をチェックしてこよう。




李冕相作曲「勝利の5月」(1947年創作) 。訳はこちら。やっぱり古い歌はいいなぁ。




不朽の古典的名作「朝鮮の歌」。この歌について詳しくはこちら




友よその愛を歌おう」。もとは普天堡の曲なんだけど演奏も歌も別のやつらになってる。あと、歌詞の「指導者同志のその愛を」っていう部分が「将軍様のその愛を」に変わってる。




銀河水楽団の「降仙の夕焼け」。降仙とは千里馬運動発祥の地である降仙製鋼所です。




前半が「父なる将軍様、ありがとうございます」、後半が「先軍勝利オンヘヤ」。




このあいだ訳した「私が守って立つ祖国」の公演映像が上がってた。訳はこちら




千里馬駆ける」(1960年創作)。訳はこちら。音源はお馴染みの功勲のやつだけど、映像は新しく編集されたものらしい。間奏に千里馬運動当時の映像、そして3番にはCNCが。




輝け正日峰」。功勲国家合唱団。

2011年5月18日水曜日

私が守って立つ祖国

キム・グァンホ作曲の「私が守って立つ祖国」という歌です。この曲について、「朝鮮音楽8大軍歌」に次のようなコメントをいただいています。
匿名 さんのコメント...

 遅きに失したかもしれませんが、人民軍兵士といっしょに食事すると必ずといっていいほど、よく歌うのが、「내가 지켜선 조국」です。 僕も大好きです。 行進曲ではないですが、兵士達の祖国愛や人生観確立において、また家族愛についても情緒的によく表現した歌だと思います。

なるほどー。というわけで訳してみました。

私が守って立つ祖国 歌詞日本語訳

ああ 愛する私の祖国よ

芝生を踏んで 初めて歩き
愛国歌を聞きながら 夢を育むところ
私の育った祖国が あまりに貴くて
胸に銃を抱いて塹壕に立った
ああ 愛する私の祖国よ

我が家に掲げた 藍と紅の旗
塹壕が朝焼けに染まってゆく
幸福の揺籃を失うまいと
この胸を塹壕に捧げて生きる
ああ 愛する我が祖国よ

太陽と星が輝く 祖国がなければ
故郷も 家族も 私も なかっただろう
限りなく貴いお前を守って
我が一生 銃を取って哨所に暮らす
ああ 愛する我が祖国よ

ああ 我が祖国
将軍様の懐よ 懐よ

美しい歌ですね。

정다운」は文脈によっては「懐かしい」「睦まじい」などとするとしっくりくるのですが、ここでは「愛する」とするほかなさそうなので、ちょっと味気ないですがそうしました。

「藍と紅の旗 (람홍색기발)」とは国旗のことです。

이 가슴 전호에 대고 산다네」の部分はちょっと自信がありません。「대다」には「与える」という意味があるようなので、このように訳してみました。

  • 私が守って立つ祖国(器楽) - Mediafire
    ワンジェサン軽音楽団第56集






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2011/05/28 動画追加

2011年4月23日土曜日

【太陽節慶祝】mp3うp

恒例のmp3であります。
  • 我が中隊に新兵が来た(器楽) - Mediafire
    ワンジェサン軽音楽団第56集

  • ふいごタリョン(器楽) - Mediafire
    ワンジェサン軽音楽団第76集

  • 看護員の歌 - Mediafire
    朝鮮のうた第25集 - 革命歌劇《党の真の娘》3

  • 民主青年行進曲 - Mediafire
    朝鮮のうた第42集《キム・ウォンギュン作曲集》。この曲については以前詳しく紹介しました

  • 新しい春の歌 - Mediafire
    朝鮮のうた第43集《リ・ミョンサン作曲集1》。

  • 万景台の歌 - Mediafire
    普天堡電子楽団第56集

  • 女性解放歌 - Mediafire
    普天堡電子楽団第58集

  • 雲の中へと消えた馬車 - Mediafire
    普天堡電子楽団第82集

  • 太陽節、春の名節 - Mediafire
    普天堡電子楽団第88集

  • 首領様を偲ぶ心 - Mediafire
    普天堡電子楽団第89集

  • 軍民一致を歌おう - Mediafire
    普天堡電子楽団第123集《ファン・ジニョン作曲集3》



以上です。お楽しみください。

2011年4月17日日曜日

【太陽節慶祝】首領様に従い千万里、我が党に従い千万里 (수령님을 따라 천만리 당을 따라 천만리)

4月15日は過ぎてしまいましたが、太陽節慶祝ということで「首領様に従い千万里、我が党に従い千万里」を訳しました。リ・ジョンスル作詞、リ・ハクポム作曲、1982年創作です。
首領様に従い千万里、我が党に従い千万里
歌詞日本語訳

万里荒野に吹雪は荒れ狂い
厳しい試練も血戦もあまた
将軍星を仰ぎ 歩んできた道
嚮導星を仰ぎ 続いてゆく
首領様に従い千万里
我が党に従い千万里

北満遠征を戦いぬいた闘士も
血に染まる洛東江を越えた戦士も
党中央を仰いで進む道
一歩ごと勝利に輝く
首領様に従い千万里
我が党に従い千万里

首領様が取り戻してくれた祖国に
党中央が広げてくれた楽園に
闘争のなかで世代は代わっても
聖なる赤旗を守ってゆく
首領様に従い千万里
我が党に従い千万里

白頭密営に燃えたその灯り
党中央の窓辺に輝く
全世界に燦爛たるその光
人民の行くてを照らしてくれる
首領様に従い千万里
我が党に従い千万里

党の意志で暴風をかきわけて
百戦百勝の隊伍は進む
帝国主義の牙城を打ち砕き
闘争のなかに新時代を切り拓く
首領様に従い千万里
我が党に従い千万里

進む前途には朝焼けが燃えて
千万の心臓には忠誠が燃える
我が党に従い千万里
代を継いで従う千万里

こんな感じですかね。だいぶ意訳している箇所もあります。

1982年という時代背景からもわかるように、この歌は「首領様(金日成)」から「党中央(金正日)」へ、代を継いでの忠誠をテーマとしています。'80年代以降、この手の歌は腐るほど作られましたが、私の一番のお気に入りはこの「首領様に従い千万里、我が党に従い千万里」ですね。

2011年4月9日土曜日

龍岡キナリ

数週間前にリクエストいただきました「龍岡キナリ(リョンガンキナリ)」です。遅くなってしまって申し訳ありません。

龍岡キナリ 歌詞日本語訳

オルシグ チョジョルシグ チョックナ

龍岡の調べに 体が勝手に踊り出す
肥沃な田畑には 豊年の鳥が飛び 踊りを踊って
花咲く我らの暮らしには
笑顔の花が ぱぁっと咲く

花咲く我らの暮らしには
笑顔の花が ぱぁっと咲く

ハァ オルサ チョッタ



最初と最後の行は掛け声なので、そのまま片仮名にしておきました。

ちなみに「キナリ (기나리)」とはなんなのかというと、Naver国語辞典によれば
黄海道と平安道の一部で歌われる民謡のひとつ。長短なく声を長く伸ばして歌う。
とのこと。

  • 龍岡キナリ - mediafire
    普天堡電子楽団第12集〈朝鮮民謡曲集1〉より


ほかにもいくつかリクエストいただいております。もうしばらくお待ちください。

2011年3月25日金曜日

平壌

ファン・ジニョン作曲の「平壌」という曲。Uriminzokkiriが2010年11月にYoutubeにアップしていて、気に入ったので訳してみました。
平壌 歌詞日本語訳

ああ平壌 我らが首都よ

陽射しも明るい 我らが平壌は 名前も美しい
全世界が その名を 歌うかのように呼ぶ
平壌 我らの愛する街 限りない栄光の都市
平壌 太陽の生地 全世界に光を振りまけよ
誇りに満ちた我が平壌 偉大なる祖国の心臓
永遠なる我らが首都よ

お前が夜明けの窓を開けば 新しい日がまばゆい
人民の あらゆる夢が この街で花開く
平壌 若さがみなぎり 希望に満ちた朝の都市
平壌 太陽の微笑み 空を覆って輝く
誇りに満ちた我が平壌 偉大なる祖国の心臓
永遠なる我らが首都よ

お前の力強い信念のごとく 赤旗翻る平壌
広々とした 広場には 一心の隊伍 限りない
平壌 民族の気性 あふれる不屈の都市
平壌 ここから我らは 世界へ向けて走りだす
誇りに満ちた我が平壌 偉大なる祖国の心臓
永遠なる我らが首都よ

歌詞を見た第一印象は、ソ連で1937年に作られた「5月のモスクワ」に似てるなぁ——と。

2011年3月16日水曜日

若い機関士 (젊은 기관사)

コメント欄にてリクエストいただきました「若い機関士」。普天堡電子楽団の初期のレパートリーです(普天堡電子楽団第2集所収)。
若い機関士
젊은 기관사
1966年創作, 변병순作詞, 리학범作曲
朝日が射す 鉄道の上に 若い機関士
汽笛ならして 汽車を走らせた
砲煙を掻き分けて来た 勇敢なその若者
厳しいその日にも 汽車を走らせた

愛する故郷の地を 思い浮かべながら
変わらず戦ってきた 若い機関士
倒れた戦友の 恨みを晴らさんと
熱き胸に 誓いを固めた

ああ

血に染まった 千里万里を 行こうとも
首領様への誓いを 守り戦わん
노을비낀 철길우에 젊은 기관사
기적소리 울리며 기차를 몰았네
포연을 헤쳐온 용감한 그 젊은이
준엄한 그날에도 기차를 몰았네

사랑하는 고향땅을 그리어보며
변함없이 싸워온 젊은 기관사
쓰러진 전우의 원한을 씻으려
뜨거운 가슴속에 맨세를 다졌네

아-...

피어린 천리길 만리를 간다해도
수령님께 다진 맹세 지키여 싸우리
戦争中の話しだったんですね、この歌。

■動画







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2011/05/28 動画追加
2014/02/10 朝鮮語歌詞追加

2011年3月14日月曜日

全ての党員と人民に告ぐ

金日成主席が死去した翌日の1994年7月9日に平壌放送(日本語)で文政姫アナウンサーにより読み上げられた布告を、録音から書き起こしてみました。この放送についてはアジア放送研究会に詳しく書かれています。

録音はこちら。
  • 「全ての党員と人民に告ぐ」 - mediafire
    平壌放送(日本語) 1994年7月9日

以下本文

全ての党員と人民に告ぐ。

 我々のすべての労働者階級と協同農民、人民軍将兵、知識人と青年学生、朝鮮労働党中央委員会と朝鮮労働党中央軍事委員会、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会と中央人民委員会、政務院は、朝鮮労働党中央委員会総書記であり朝鮮民主主義人民共和国主席である偉大な領袖金日成同志が1994年7月8日午前2時に、急病で逝去したことを、最も悲痛な表情で国じゅうの全人民に知らせる。

 人民大衆の自主偉業のために生涯を捧げられ、生の最後の瞬間まで祖国の隆盛発展と人民の幸せのために、国の統一と世界の自主化のために、休みなくエネルギッシュに活動された我々の敬愛する父なる主席が、あまりにも惜しく我々のそばを離れた。

 我々の社会主義偉業が折り重なる難関と試練を乗り越え、勝利に勝利を重ねており、朝鮮革命と祖国統一の行く手に新たな局面が開かれている歴史的なこの自国に、我が党と人民の偉大な領袖であり慈悲深い父である金日成同志が不慮に逝去なされたのは、我が党の革命の最大の損失であり、全民族の最大の悲しみである。

 敬愛する金日成主席は、代々、愛国的で革命的な家庭にお生まれになり、最も厳しい民族受難の時期に祖国解放の大志を育み、偉大な革命家に成長なされた。

 敬愛する金日成主席は、つとに、若年にして革命の道に身を投じ、80の高齢に至る長い間、我が党と人民を正しく導かれて、朝鮮民族史と人類史に永遠に輝く偉大な業績を積み上げた。

 敬愛する金日成主席は、永生不滅のチュチェ思想を創始し、立派に具現して、革命と建設を勝利一路へと導いて来られた、傑出した思想家、理論家であり、指導の天才であり、人民をこよなく愛し、人民のために全てを捧げて来られた偉大なる人民の領袖であった。

 偉大な金日成主席は、偉人が備える全ての品格と資質を、最も崇高なレベルで体現なされ、我が人民と世界人民が等しく仰ぎ慕い、限りなく尊敬する偉人のなかの偉人であられた。

 不世出の愛国者であり、伝説的英雄であられる金日成主席は、日帝の植民地支配の最も暗澹たる時期に、朝鮮革命の主体的路線を打ち出して、血の海、火の海をかき分け、20星霜にわたる抗日革命闘争を勝利へと導くことにより、祖国解放の歴史的偉業を成し遂げて、民族再生の道を開き、我が党と革命の万年の礎石である栄えある革命伝統を築いた。

 偉大な金日成主席は、解放後の複雑な情勢のもとで、チュチェの建党、建国、建軍路線を示し、立派に実現して、我が革命の参謀部である朝鮮労働党を創立なさり、朝鮮人民の栄えある祖国・朝鮮民主主義人民共和国を樹立され、朝鮮人民革命軍の伝統を受け継いだ人民軍を不敗の革命武力に育成した。

 偉大な軍事戦略家であり百戦百勝の鋼鉄の統帥者である金日成同志は、苛烈をきわめた祖国解放戦争の銃火を一身に担い、軍隊と人民を戦争勝利のための英雄的な闘争へと呼び起こして、帝国主義連合勢力の武力侵攻を撃退し、祖国の独立と栄誉を立派に守り通した。

 革命の偉大な領袖であり、創造と建設の英才であられる金日成同志は、前人未踏の道をかき分けて、朝鮮労働党と人民を導き、朝鮮式の独創的な革命路線と政策で、民主主義革命と社会主義革命を成功裡に遂行して、無から有を創造し、社会主義建設を協力に推し進めて、世紀的な立ち後れと貧困が支配していた我が国を、自主・自立・自衛の社会主義強国に変え、朝鮮人民を最も尊厳ある誇らしく幸福な人民にならしめ、社会主義の世界的模範を創造した。

 民族の太陽であり、祖国統一の救いの星である金日成同志は、国の統一を民族至上の課題に掲げ、祖国の自主的平和統一のための最も正しい原則と合理的な方途を示し、北と南、海外の全ての朝鮮同胞を、民族的団結と統一偉業へと呼び起こして、祖国統一の前途に明るい天望を切り開いた。

 人類の英才であり、国際共産主義運動の優れた指導者である金日成同志は、社会主義の旗印・反帝自主の旗印を高く掲げて、社会主義偉業の勝利と非同盟運動の強化発展のために、世界平和と人民間の友好団結のために、エネルギッシュに活動を展開なされ、我が国の国際的地位と権威を非常に高め、人類の解放偉業に不滅の貢献をなされた。

 人民の慈愛深い父であられる金日成同志は、革命活動の全期間、「以民為天」を座右の銘とされ、いつも人民とともにおられながら、人民と苦楽をともになされ、人民の自由と幸福のために険山峻嶺を乗り越え、数千数万キロの現地指導の道のりを歩まれながら、尽きない労苦を捧げてこられた。

 敬愛する領袖金日成同志の全生涯は、ひたすら祖国と革命のために、労働者階級と人民のために、あらゆる艱難辛苦に耐えて、厳しい革命の嵐をかき分けて来られた、偉大な革命家の最も輝かしい一生であったし、天才的英知と卓抜した指導力、不撓不屈の意志で災いを救い、逆境を順境に変えて、勝利の一路を紡いでこられた、偉大な指導者の最も栄えある一生であった。

 敬愛する領袖金日成同志は、ひたすらそのために一生を捧げてこられた祖国の統一のチュチェ革命偉業の完成を見届けられないまま、惜しくも逝去されたが、朝鮮革命が引き続き勝利の道ひとすじを力強く前進できる最も有力な武器と盤石のごとき土台を築いてくださった。

 こんにち、朝鮮革命の陣頭には、チュチェ革命偉業の偉大な継承者で、朝鮮労働党と人民の優れた指導者であられる我が革命武力の最高司令官である金正日同志が立っておられる。

 我が党の洗練された指導は、金日成同志が切り開かれ導いて来られたチュチェの革命偉業を代を継いで立派に継承完成できる確固たる裏付けとなる。

 我々には、党のまわりに一つの姿勢・意志で団結した全人民の底知れない力と必勝不敗の革命武力があり、最も優れた社会主義制度と威力ある自立的民族経済がある。

 我が党は、チュチェ思想の革命的旗印を高く掲げ、敬愛する金日成同志がお築きになったチュチェの革命伝統と不滅の革命業績を固く守り、金日成同志の革命偉業をあくまで完成していくであろう。

 我々は、いまの悲しみを力と勇気に変え、革命と建設のすべての分野で新たな一大高揚を起こすべきである。

 全ての党員と人民は、我が党の指導に心から従い、党のまわりにいっそう固く団結して、我々の一身団結の威力を不敗のものに打ち固めなければならない。

 我々は、敬愛する領袖金日成同志が打ちたてた人民大衆中心の朝鮮式の社会主義をしっかりと守り、さらに輝かせて、社会主義偉業を勝利のうちに完成すべきである。

 我々は、敬愛する領袖金日成同志が示した自主・平和統一・民族大団結の3大原則と、祖国統一のための全民族大団結10大綱領に則り、全民族の団結した力で祖国の自主的平和統一をあくまでも実現すべきである。

 我が党と人民は、偉大な領袖金日成同志が示した自主・平和・親善の理念をふまえて、自主性を擁護する世界各国人民との友好団結を強化するために積極的に努力し、自主的で平和な新しい世界を建設するために力強く戦うであろう。

 偉大な領袖金日成同志の心臓は鼓動を止めたが、父なる領袖としての気高い尊名と、慈愛に満ちたお姿は、朝鮮人民の心に永遠に生き続けるであろうし、主席が積み上げられた偉大な革命業績は、歴史とともに先年も万年も末永く輝くであろう。


朝鮮労働党中央委員会
朝鮮労働党中央軍事委員会
朝鮮民主主義人民共和国国防委員会
朝鮮民主主義人民共和国中央人民委員会
朝鮮民主主義人民共和国政務院

1994年7月8日

2011年3月8日火曜日

「民主青年行進曲」と「朝鮮青年行進曲」

最近古い歌ばっかりだが、今日も古い歌。1947年(46年?)にキム・ウォンギュンが作曲した「民主青年行進曲」である。キム・ウォンギュンというと、「愛国歌」や「金日成将軍の歌」を作曲した、あのキム・ウォンギュンだ。この歌は最近、共和国が歌詞の一部とタイトルを改め「朝鮮青年行進曲」として発表したということで取り上げてみた。

まずはオリジナル「民主青年行進曲」の歌詞和訳から。「朝鮮青年行進曲」と異なっている箇所は斜体にして下線を引いた。
民主青年行進曲
歌詞日本語訳

我らは民主青年 三千万人民の子ら
民主朝鮮を創建する 荘厳なる明日の闘士だ
職場から 学園から 民主の若い力が湧き出でて
建設の歌力強く 金将軍のまわりに団結しよう
勝利は我らのもの 真理として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

人民の巨大な力 三千里の新たな国を照らす
抗日の輝く伝統 我らは固く守らん
あらゆる自由 あらゆる幸福 我らの手でもたらしたのだ
民主の旗は空高く 金将軍のまわりに団結しよう
勝利は我らのもの 真理として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

我らのゆく手は困難でも 怯えるものはない
逞しい手をした我ら青年  洋々たる未来は開かれた
山を越え 海を渡り 民主の若い力は伸びてゆくのだ
友よ 手を取り合って 金将軍の回りに団結しよう
勝利は我らのもの 真理として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

歌詞はこの動画から取りました↓


この歌が1947年創作だという情報の出典はNaenaraに掲載されているキム・ウォンギュのプロフィール。加えて動画の冒頭にも「1947年創作」とキャプションが付いている。この歌詞が1947年創作当時の歌詞そのままだという保証はどこにも無いが、1947年当時の歌詞だとしても特に違和感はない。今回はとりあえずこれがオリジナル歌詞だということにして、話しを進めたいと思う。

では、続いて、新しい方の「朝鮮青年行進曲」。変更箇所は斜体・下線。
朝鮮青年行進曲
歌詞日本語訳

我らは朝鮮青年 知恵ある人民の子ら
富強祖国を建設する 荘厳なる明日の闘士だ
職場から 学園から 我らの若い力が湧き出でて
足取りも力強く 金将軍のまわりに団結しよう
勝利は我らのもの 真理として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

人民の巨大な力 我が国の山河にみなぎり
抗日の輝く伝統 我らは固く守らん
あらゆる希望 あらゆる幸福 我らの手でもたらしたのだ
赤旗は空高く 金将軍のまわりに団結しよう
勝利は我らのもの 真理として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

我らのゆく手は困難でも 怯えるものはない
全世界に先んじて 洋々たる未来は開かれた
山を越え 海を渡り 我らの若い力は伸びてゆくのだ
友よ 肩を組んで 金将軍の回りに団結しよう
勝利は我らのもの 真理として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

朝鮮青年行進曲


この「朝鮮青年行進曲」は、歌詞と楽譜が労働新聞(2月28日付)の1面に掲載された。




で、「朝鮮青年行進曲」の楽譜が労働新聞に載ったことについて、聯合ニュースがこんな記事を出している。下に引用するのは日本語版だが、韓国語版でも記事の趣旨は同様で、「パルコルム」の歌詞や後継関連の動きなどについての補足が少し多い感じである。

金正恩氏をたたえる新曲か、北メディアが歌詞を紹介

【ソウル28日聯合ニュース】北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者、三男の正恩(ジョンウン)氏をたたえるとみられる新曲を紹介し、注目を集めている。

 朝鮮中央通信は28日、27日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が「朝鮮青年行進曲」という歌を掲載したとし、この歌の楽譜と歌詞を紹介した。歌詞に「金将軍の周囲に集まろう」という部分があり、正恩氏を偶像化し、後継体制づくりを強固にする狙いがあるとみられる。

 また、北朝鮮では金総書記を「将軍さま」と称するが、この歌の歌詞に出てくる「金将軍」は、「さま」が付いていないため正恩氏を指しているのではないかとみられる。「金将軍」という表現が正恩氏を意味するのであれば、これまで「青年大将」「金大将」と呼ばれていた正恩氏の呼称が「将軍」に格上げされたとの見方も可能だ。

 これまで正恩氏をたたえる歌として対外的に知られている曲は「パルコルム(足取り)」しかない。北朝鮮は2009年1月、正恩氏を事実上の後継者に内定した直後に「パルコルム」を発表し、住民に学習させた。「パルコルム」の歌詞には正恩氏を象徴するとされる「金大将」や、金総書記の誕生日(2月16日)を示唆する「2月の偉業を受け継いで」などの表現があり、後継者の決定を暗示している。

 また、労働新聞は28日付で「青年らは朝鮮青年行進曲を高らかに歌い、昨今の大高潮激戦で先軍青年前衛の栄誉を轟かそう」と題した社説も掲載した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2011/02/28/0300000000AJP20110228004600882.HTML

この記事では「朝鮮青年行進曲」が1947年の「民主青年行進曲」の改変版であることは言及されていない。記者はこの歌がまったくの新曲だと思って書いたのだろう。1947年ということは、「金将軍」が金日成を指しているということは自明である(当時まだ「首領様」という呼称はなく「金日成将軍」と呼ばれていた)。「この歌の歌詞に出てくる『金将軍』は、『さま』が付いていないため正恩氏を指しているのではないか」という分析についても、「金日成将軍の歌」「金正日将軍の歌」を引き合いに出すまでもなく、歌での歌詞では「金正日将軍」のように「様」を付けないことは何ら異例ではない。また、記者はこの歌の一節に「パルコルム」という歌詞があることについて触れていない(「民主青年行進曲」にはその歌詞が無い)。だから、この記事中で述べられているだけ根拠でこの歌を金正恩関係の歌だと言われても、あまり説得力が無いのである。

ところで、この「朝鮮青年行進曲」について報じたメディアがもう一つあった。Daily NK(韓国語版)である。この記事で注目すべきは、「朝鮮青年行進曲」が「民主青年行進曲」の詞を改変したものであるということを、脱北者の証言として伝えていることだ。当該箇所を訳出してみる。

脱北者らによれば、この曲は1946年1月17日に「北朝鮮民主青年同盟(民青)」が創立された後に発表された「民主青年行進曲」を改詞したものだ。この歌は中学生の登校や国家記念日を迎えた青年団体(大学)の歌唱行進に際して歌われていたと伝えられる。

80年代当時に歌われていた歌詞は、1節「建設の歌力強く 首領様のまわりに団結しよう」、2節「我が党のまわりに団結しよう」、3節「我が祖国を建設してゆこう」。これらを「部分」改詞したわけだ。

北朝鮮では金正日を「将軍様」と呼称するが、この歌の歌詞では「様」という依存名詞は付けられなかった。ゆえに、「金将軍」は金正恩を指していると見られる。そのため、「青年大将→金大将→金将軍」として呼称を徐々に格上げしながら「金正恩体制」を本格化させているという解釈も出ている。

北朝鮮が新聞を通じて「建設に歌→足取り(パルコルム)」「首領様・我が党→金将軍」などと改詞した曲を「朝鮮青年行進曲」として紹介したことは、住民たちに広く知られた歌を通じて金正恩偶像化を本格化させているとも読み取れる。

(中略)

労働新聞は28日1面に「青年たちは朝鮮青年行進曲を高らかに歌い、今日の大高潮激戦で先軍青年前衛の栄誉を轟かそう」と題する社説を掲載している。

これについて、ある高位脱北者はデイリーNKに「『金将軍』は金正恩を指しているように思われる」、また「これまで金正恩を『青年大将』『金大将』として偶像化のレベルを高めてきたし、この曲が『青年』を強調しているという点において金正恩を褒め称えるためのものであるように思われる」と説明した。
そして、最後に「労働新聞が載せた『朝鮮青年行進曲』の歌詞」を引用して、括弧付きで脱北者が記憶する80年代の「民主朝鮮行進曲」における相違点を付記している。訳は次の通り(Daily NKで括弧付きになっている部分を斜体・下線付きとした)。
我らは朝鮮青年 知恵ある人民の子ら
富強祖国を建設する 荘厳なる明日の闘士だ
職場から 学園から 我らの若い力が湧き出でて
建設に歌 力強く 首領様のまわりに団結しよう
勝利は我らのもの 鋼鉄として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

人民の巨大な力 我が国の山河にみなぎり
抗日の輝く伝統 我らは固く守らん
あらゆる希望 あらゆる幸福 我らの手でもたらしたのだ
赤旗は空高く 我が党のまわりに団結しよう
勝利は我らのもの 鋼鉄として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう

我らのゆく手は困難でも 怯えるものはない
全世界に先んじて 洋々たる未来は開かれた
山を越え 海を渡り 我らの若い力は伸びてゆくのだ
友よ 肩を組んで 我が祖国を建設してゆこう
勝利は我らのもの 鋼鉄として団結した力
捧げよう 祖国のため 人民のため 捧げよう
いかがだろうか。思うに、
①「朝鮮青年行進曲」が大昔に作られた「民主青年行進曲」の詞を改変したものであること 
②「民主朝鮮行進曲」が北朝鮮で広く知られた歌であること 
③「建設に歌→足取り(パルコルム)」の歌詞改変
——この3点に注目したうえで「朝鮮青年行進曲」が金正恩関係の歌である可能性を指摘しているDaily NKの記事は、先ほどの聯合ニュースの記事より説得力がある。

そして、脱北者が証言する「80年代当時に歌われていた歌詞」であるが、これは、冒頭に載せた「民主青年行進曲」(オリジナル)の歌詞とも、今回発表された「朝鮮青年行進曲」の歌詞とも微妙に異なっている。ただ、上に掲載した「民主青年行進曲」(オリジナル)の動画のようなテレビ映像が存在していることからして、「80年代版改変歌詞」の登場によってオリジナルの歌詞が葬り去られてしまったわけではないらしいということがわかる。以上を踏まえて3つの歌詞を見比べてみると、「民主青年行進曲」(1947年)→「民主青年行進曲」(80年代)→「朝鮮青年行進曲」と進化していったわけではなく、「民主青年行進曲」(80年代)と「朝鮮青年行進曲」がそれぞれオリジナルから派生したものだと推測できる。

結論として、「朝鮮青年行進曲」が大なり小なり金正恩を意識させる意図をもって発表された歌であることは確かだろう。しかし、「金大将」が金日成なのか金正恩なのかついては、明確な答えは見出せなかった。

これは私の推測だが、共和国の政権は、あえてそれを曖昧なままにしているのではないだろうか。すなわち、オリジナル歌詞で金日成を指していた「金将軍」の指す対象を金正恩に塗りかえてしまうことは、共和国のイデオロギーに照らして正当化できるのか甚だ疑問である。ただ、イデオロギー的正当性などというのは建前上の問題に過ぎない。実際のところ、このタイミングで、しかも「パルコルム」というキーワードとセットで「金将軍」という耳慣れない呼称を聞いたら、大半の人はそれが金正恩を指していると認識するだろう。それを狙っているのではないか。

たとえば、先日取り上げた「女性の歌」も1947年創作なので、歌詞中の「将軍様」は金日成を指している。しかし、現代において「将軍様」と言ったら金正日の呼称だ。「女性の歌」を歌う普天堡電子楽団、それを放送するテレビ局・ラジオ局、それを聴く人民は、その「将軍様」が金正日ではなく金日成だと認識した上で歌い、放送し、聴いているのだろうか?こういった「勘違い」を共和国のメディアが防ごうとしている形跡は私が知る限り無い。「朝鮮青年行進曲」の「金将軍」の件も、それと同じ次元の問題だ。

やはり、最新朝鮮音楽における金正恩の呼称問題について論じるならば、「じゃあ金正日のときはどうだったの?」という観点も避けては通れない。ただ、今回はそこまで手が回らないので、このくらいで閉めさせていただく。

最後にひとこと。朝鮮音楽の歴史上、このような歌詞改変は枚挙にいとまがないであろう。当サイトでも過去に「少年団行進曲」の歌詞の変化を取り上げた。今回は初めて「リアルタイム」で歌詞改変に立ち会えたような気がしていて(実際はパソコン画面の前に座ってるだけだけど)、感慨もひとしお、朝鮮音楽愛好家冥利に尽きるといったところである。そんなわけで無駄に熱が入って長文を書いてしまった。


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2011/03/13 3時57分
「キム・ウォンギュン」が「キム・ウォンギュ」になっていたのを直しました。
2016/05/10 23時05分
コメント欄でのご指摘に基づき「民主朝鮮行進曲」の和訳を修正。

2011年3月6日日曜日

釜馬車走る

釜馬車走る」は1960年創作。
釜馬車走る 歌詞日本語訳

豊年の農場に 釜馬車が走る
隊伍の後につい て釜馬車が走る
馬車には 脂の乗った肉に ふんだんな野菜
軍隊暮らしをうまく切り盛りした我らの手柄だ
オホー 鞭をふるう釜馬車乗り
ピチピチ跳ねるコイも揚げてきたよ
協同農場の養魚場が目の前に見えたら
鯨のような我らの魚を思い出す
戦術訓練へ行く道は 遙か遠くて
そよ風の吹く日陰で休むのも良いが
それよりもたっぷり食べることで力が出るのさ
副業のおかげで盛りだくさんの馬車 チョチョチョチョ
副業のおかげで盛りだくさんの馬車 チョチョチョチョ
豊年の野を すいすいと 走ってゆく 走ってゆく

真っ直ぐ伸びた新しい道路を 釜馬車が走る
兵営へと 兵営へと 釜馬車が走る
馬車では 炊事員たちの 満足そうな笑い
山海の珍味でもてなした喜びさ
オホー チョチョチョチョ
革命歌を歌いながら先立った戦友たち
いまここにいたらどれほど喜んだだろうか
共産主義の高い丘を目の前に描き
鋼のような手足で意気揚々と進む
兵営へ行く道は遙か遠くて
戦友たちとおどけて笑うのも良いが
それよりも歌うことはどれだけ力強いか
革命歌で愉快な馬車 チョチョチョチョ
革命歌で愉快な馬車 チョチョチョチョ
新しい道路を いそいそと走ってゆくよ



■歌詞について
なんか直訳調のイマイチな訳ですね。どうもこういう散文っぽいやつは苦手で。

가마마차(釜馬車)」というのは野外炊事車のことです。

고기」は南のNaver日本語辞典を引くと「動物の肉」と書いてあるのに対し、共和国の『朝日小辞典』には「①肉 ②魚」と出ている。おもしろい。

기름지다は直訳すれば「脂が乗っている」「肥えている」という意味だそうですが、「기름진 마차」は「盛りだくさんの馬車」としました。

덜렁덜렁」についてはNaver国語辞典で調べたのですが、ここでは1.の意味なのか4.の意味なのか判断が付きませんね。両方かもしれません。まあ、せっかくNaverさんが「北韓語」と注記して4.を載せてくれてるので、4.の方を採用してみました。

만수진찬」はおそらく漢字に直すと「萬壽珍饌」。うまい訳が思い付かないのでとりあえず「山海の珍味」としておきました。


■作曲者ソル・ミョンスン
「釜馬車走る」は巨匠ソル・ミョンスンが23,4歳で作曲したデビュー作です。ソル・ミョンスンはこの「釜馬車走る」で金日成主席から高い評価を受けて朝鮮人民軍協奏団に入団し、団長にまで上り詰めました。1969年から1973年にかけて発表された「5大革命歌劇」においても多数の曲を担当。金日成主席と金正日総書記の政治的信任と愛を受け、のちに「金正日将軍の歌」を作曲するという、共和国の作曲家としては最大の光栄に浴することになりました。

ソル・ミョンスンについては、毎日新聞で次のように言及されたことがありました。孫引きになってしまいますが引用します。
●ああ、明星

 その後継者こそ、金総書記と高夫人との間の息子、正哲(ジョンチョル)、正雄(ジョンウン)のいずれか(漢字は推定)とみられる。つい先だって、朝鮮中央テレビで新曲が発表された。タイトルは「ああ、セッピョラ(明星)」。“将軍さまの進まれる前線への道、ずっと照らしていておくれ……”。画面には大きな星がひとつ輝き、暗闇を走る車を守っているかのようである。「後継者を暗示していると思いますね。なぜなら作曲家のソル・ミョンスンは『金正日将軍の歌』を作曲した重鎮中の重鎮ですよ。単なる歌ではありえません」(平壌ウオッチャー)

 そういえば、人民軍兵士向けの雑誌「軍人生活」(02年10月号)に「金正日将軍の歌」誕生にまつわる逸話が紹介されている。軍指揮官が金総書記に「金正日将軍の歌」完成を報告するや「誰がこんな歌をつくれと命令したのか」と容認しなかった。怒る総書記を同席していた高夫人がとりなし、こう言ったと記されている。「私はこの歌が必ず軍隊から出てくるだろうと信じていました。偉大な将軍さまの頌歌(しょうか)は銃身から出てこなければなりません。私はこの『金正日将軍の歌』を支持します」

http://www.asyura.com/0406/bd36/msg/970.html


ソル・ミョンスンはまだ存命のはずなので、金正恩同志に関係する歌の創作に携わっているのかというが目下気になっているところです。「パルコルム」の作曲者もまだ判明していませんしね。


■動画

朝鮮人民軍協奏団によるタップダンス「釜馬車走る」

2011年3月4日金曜日

「突破せよ、最先端を」の動画8本

2009年に普天堡電子楽団の復活を華々しく飾った「突破せよ、最先端を」の動画をまとめてみました。


突破せよ、最先端を.avi


普天堡版の画面音楽。



[Song] "Attain the Cutting Edge" ("CNC Song") {DPRK}


「機動芸術宣伝隊 芸術小組公演より」とのこと。



[DPRK Music] 돌파하라 최첨단을


工場で労働者たちが「突破せよ、最先端を」を歌っています。全員将軍様ジャージw



녀성8중창과 혼성방창 돌파하라 최첨단을 음악무용대공연 《선군승리 천만리》중에서


女声8重唱と混声傍歌 突破せよ、最先端を 音楽舞踊大公演《先軍勝利千万里》より



KCTV (Performance by the Army Chorus of DPRK) 3/3


冒頭が功勲国家合唱団による「突破せよ、最先端を」。かっこいい!



돌파하라 최첨단을(집단체조)


金日成広場で行われた集団体操。まぁ、たまにはこういうのも悪くないと思うけど、この衣装の安っぽさはせめてどうにかならなかったのか…



【朝鮮音楽】「突破せよ、最先端を」「もっと高く、もっと早く」など3曲


Uriminzokkiriより転載。



【朝鮮音楽】突破せよ、最先端を 돌파하라 최첨단을


Uriminzokkiriより転載。普天堡版を切り貼りして6分半にしたようです。

2011年3月1日火曜日

女性の歌

1947年の古い歌「女性の歌」です。作曲者のキム・オクソンは「決戦の途へ」なども手がけていまず。
女性の歌 歌詞日本語訳

人民主権仰いで 進み出る女性たちよ
我らの力で祖国の基盤は 日ごとに建設される
工場の女性も 農場の女性も
胸ごとに燃える愛国心を抱いて
凛々しく団結しよう 将軍様のまわりに
燦爛たる我が祖国の 完全独立のため

すべての工場で すべての農場で 団結した女性たちよ
我らは祖国を建設する力だ
働こう ともに 我らの幸福のため
胸ごとに燃える愛国心を抱いて
凛々しく団結しよう 将軍様のまわりに
燦爛たる我が祖国の 完全独立のため

받들다は多義語ですね。だいたい一律に「仰ぐ」と訳してきましたが、日本語の「仰ぐ」に含まれる意味以外にも「支持する」や「たすける」(「助ける」というよりは「扶ける」や「輔ける」の方)の意味もあるようです。

朝鮮音楽さんの歌詞で「장군님 두리리」となっているのは「장군님 두리에」の誤植です。

「将軍様」というのは、1947年ですので当然ながら金日成将軍のことです。

「完全独立のため」というのは、1947年当時の朝鮮半島は38度線以北はソ連軍による軍政支配のもとにありました。そして翌1948年9月9日に朝鮮民主主義人民共和国が成立し、形式上は「独立」を果たしたのでした。



産業建国の歌」のときにも書いたように、解放から共和国創建にかけては、名曲を多数生み出した時代でした。そのなかでも「女性の歌」は特に気に入っている歌です。洗練されているけど型に嵌ってしまった感じのある1990年代の普天堡の曲などでは味わえない雰囲気です。

ところで、これは私の持論なのですが、朝鮮音楽史上において名曲を多数生んだ「黄金期」と言える時代が3つあるように思います。

①1945-48年あたり(解放・共和国創建期)
②1969-73年(5大革命歌劇)
③1990年代初頭-中葉(普天堡電子楽団全盛期)

これら「朝鮮音楽の黄金期」は、いずれも金日成・金正日の権力基盤確立にとって重要な時期の重なっています。①は金日成がソ連の庇護のもと、民族主義者・南労党派・延安派などを差し置いて党と国家の指導者に確定した時期。②は金正日が主唱した「党の唯一指導体系」によって金日成の絶対化が完了し、それに伴って金正日が後継者として決まった時期。後継者決定に影響力をもつ老幹部たちの歓心を買うために金正日が「5大革命歌劇」を利用したという話しもあります。そして③は金正日による支配体制が完成し、金日成が死去した時期です。

2011年2月27日日曜日

Uriminzokkiriに「パルコルム」(歌唱入り・全編)が登場

amilsung同志からの情報で、UriminzokkiriがYoutubeに「パルコルム」の歌唱入り動画をアップしているのを知りました。

これがその動画です。

동영상클립 2 16경축 수중발레 모범출연 《영원한 2월의 봄》중에서
動画クリップ 2.16慶祝 水中バレー 模範出演 《永遠なる2月の春》より




「パルコルム」(おそらく功勲国家合唱団)にあわせてシンクロやってます。
この映像はNHKニュースなどテレビでもちらっと流れましたが、ついに全編が公開されましたね。
音がステレオの右側だけなのが残念です。

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2011/02/27 1:46 追記

amilsung同志がモノラル化したものを作ってくださいました。これで聞きやすくなりましたね。

2011年2月23日水曜日

コメント欄

これまでにいただいたコメントのうち4件がBloggerの機能によりスパムに分類され、非表示になっていたので、いま表示させました。

コメントを下さった方にはお詫び申し上げます。

2011年2月17日木曜日

【2.16慶祝 - 2】同志愛の歌

「朝鮮労働党万歳!」開設以来、ずっと訳したいと思いつつも、なかなか踏み切れなかった曲があります。「同志愛の歌」です。ずっとやらずにいたのは、私の朝鮮語能力では訳が難しかったというのもありますが、それ以上の理由があります。

ご存じの方も多いかとは思いますが、この歌はただの歌ではありません。あまたある朝鮮音楽の名曲のなかで、金正日同志が「一番好きな歌」だと公言なさっている歌なのです。なので、軽々しく取り上げるわけにはいかないという心理的なハードルがありました。

しかし、このたび、開設5年目の2.16記念特集という節目なので、意を決してやってみました。
同志愛の歌 歌詞日本語訳

行く道は 険しくとも
試練の峠を越えん
炎の嵐は 吹き荒ぶとも
生死をともにせん
千金をもってしても かえがたき
同志の限りない愛
固き誓いは 変わることなく
同じ星を 仰ぎ見んかな

石の上に 咲く花は
その真心によって育まれ
死んでも生きつづける命は
その愛がくれたもの
雨が降ろうと 雪が降ろうと
行かねばならぬ 革命の道
固き誓いは 変わることなく
同じ星を 仰ぎ見んかな

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2006/10/11 「同志愛の歌」を紹介(旧ブログ
2011/02/17 本記事を公開
2015/04/27 全面改修中(解説部分を一時削除)

2011年2月16日水曜日

【2.16慶祝 - 1】mp3アップ

本日 2月16日は、偉大な領導者 金正日 同志の御誕生日であります。



このブログにとって、朝鮮音楽にとって、朝鮮民族にとって、我が惑星にとって1年で最も意義深いこの日を慶祝するにあたって、まずは恒例のmp3アップをします。久しぶりなので、景気よく10曲ぐらいばらまきましょう。
  • 平壌よ、汝を守り戦わん - Mediafire
    普天堡電子楽団第145集〈チョン・グォン作曲集2〉より。歌は尹惠英

  • 戦車兵の歌 - Mediafire
    普天堡電子楽団第116集〈アン・ジョンホ作曲集5〉より。歌は尹惠英

  • 黄金山タリョン - Mediafire
    普天堡電子楽団第56集より。歌は趙錦花

  • チョル峠のつつじ - Mediafire
    普天堡電子楽団第87集より

  • 南泥湾 - Mediafire
    中国の歌。普天堡電子楽団第23集〈外国歌集1〉より。歌は全惠英

  • 北行き列車の汽笛の音 - Mediafire
    普天堡電子楽団第123集〈ファン・ジニョン作曲集3〉。歌は李京淑

  • 青春の制服 - Mediafire
    普天堡電子楽団第33集〈趙錦花独唱曲集1〉より

  • 白頭山の赤い空 - Mediafire
    万寿台芸術団第45集より

  • 人民は呼び慕う - Mediafire
    万寿台芸術団第45集より。去年の慶祝特集で訳した曲です。

  • 平壌の消息 - Mediafire
    ワンジェサン軽音楽団第69集より。前奏の先頭が少し切れてる。

お楽しみください。慶祝特集、続きます。
 
(^q^)